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〔本紙駐米記者馬世こん、張勇〕李肇星・中国駐アメリカ大
使は5月17日ワシントンで中国記者のインタビューに応じた
際、アメリカをはじめとするNATOはできるだけ早く中国政
府と人民の厳正な要求に切実に回答すべきであるなどの関連問
題について、記者の質問に答えた。以下はその内容である。
記者: アメリカ政府のある高官は、中国人民がNATOの
中国駐ユーゴ連邦大使館襲撃を抗議する正義行動を、「中国政
府は反米の気持ちを扇動している」と責めた。この高官がこの
ように下心を持って言論を発表したのは、職位を失うことを恐
れ、責任から逃れようとしたからではないか。
李肇星大使(以下、大使と略称): アメリカをはじめとす
るNATOは中国駐ユーゴ連邦大使館を襲撃し、人を激怒させ
る罪を犯した。それが中国人民の強い義憤を燃え上がらせたの
は当然のことである。これが誰の扇動を必要としているという
のか。各大陸の100以上の国と地域に広まっている抗議活動
や、ワシントン、ニューヨーク、ロンドン、ローマ、アテネ、
ベルリン、バンクーバーなどで起こったアメリカをはじめとす
るNATOの暴行を抗議するデモ行進は誰によって扇動された
ものであるのか。抗議を「扇動」によるものと言いくるめると
は、まさに中国人民の正義感と愛国の情熱を低く見積もった行
為である。このように黒を白と言いくるめる言論の意図は、関
係の悪化を挑発し、責任逃れをし、さらに人々を激怒させるこ
とにあり、また公正を主張する世界の人々の前でこの言葉を使
うなど、どれほど良知を欠いた行為であるかということも暴露
している。
記者: あるアメリカ高官は、中国の学生はコソボ危機の真
相を知らず、中国大使館襲撃に対するアメリカの説明を聞くこ
ともできないので、抗議のデモ行進を行ったと語ったそうだが
、それは本当なのか。
大使: 多くの中国の大学生はアメリカのメディアを通して
上記の高官のこの「高論」を知り、それから十数分と経たない
うちに批判論文を貼り出した。中国の学生たちは世界を知って
おり、また善悪を見分けることができる。
このことを通じて、人々はアメリカのマスメディアに対して
さらに理解を深めることとなった。世界では、ほとんどの国は
アメリカをはじめとするNATOの中国駐ユーゴ連邦大使館襲
撃の暴行を非難し、中国人民に理解、共感、支持の意を表明し
たが、アメリカのマスメディアは世界のこのような反応をほと
んど報道しなかった。彼らに真相を暴露する勇気がないのはな
ぜか。これほど真理を恐れるのはなぜか。これが果たして、ア
メリカの報道の自由と報道道徳なのだろうか。さらに甚だしい
ことに、アメリカのあるコラムニストはその「大作」の中で、
「謝罪は大きな誤りだ」と書き出している。それは一言でアメ
リカの一部のメディアが持つ傲慢さと偏見を露呈するものであ
る。この一週間、私はアメリカ民衆から手紙やEメールを数千
通も受け取った。その中で、多くの善良な人々はアメリカのマ
スメディアに対する不満を表明している。彼らは、もし同じ事
件(大使館被爆)がアメリカの上に降りかかった場合、アメリ
カのマスメディアがどのように騒ぐかなど、想像できたもので
はないと語っている。
記者: 中国政府はアメリカをはじめとするNATOに4項
の要求を申し入れたが、アメリカ国会は全く無関心で、中国の
「政治献金」と「アメリカの核に関する機密窃取」の調査にだ
け熱中しているようである。この現象をどう見るか。
大使: 中国政府と人民の要求は完全に正当で、合理的なも
のである。アメリカをはじめとするNATOはすみやかに始末
をつけなければならない。さもなくば、中国人民は決して承知
しない。
周知の通り、アメリカ国会はさまざまな調査に熱中しており
、そのための多額の資金や多くの労力を惜しむことがない。と
ころが、今回罪のない人々を殺し、中国の主権を侵害し、「国
連憲章」と国際関係の基本原則を踏みにじった重大な事件に対
して、アメリカ国会はかえって全世界を驚かせるほどの冷酷さ
を保っており、最低限の義理もないばかりか、一部の政客はま
た罪を他人になすりつける手管すら使っている。実際のところ
、彼らは素晴らしい反面教師であり、人権、法治、道義などの
一連の重大な問題における彼らの偽善的な正体と、彼らの持つ
二重基準を、人々にはっきりと認識させた。
「人民日報」 1999年5月19日6面
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