平和への祈り――ミレニアム世界平和大会、開催
世界各国の宗教者および精神的指導者およそ1千人は、28日から31日にかけてニューヨークで行なわれる、世界平和大会に出席する。大会主催者は、「大会がニューヨークの国連本部で行なわれるのは、現在世界で起きている紛争のほとんどが宗教に関係しているからだ」と述べた。
過去数十年、世界では多くの宗教改革派が現れ、「対話、寛容、和解」を呼びかけ、地域的問題で調停役を務めているが、各国では「宗教」を名目にした暴力や犯罪が繰り返されている。宗教を利用して民族的な憎しみを扇動するもの、宗教の自由の保護を口実に他国の主権を脅かすもの、宗教を旗印に国家分裂を企てるもの、宗教を名目に宗教を冒涜し、人命を奪うもの――これは宗教の不幸だといえる。新たなミレニアムを迎え、各国の政治家、外交家、思想家、様々な組織はいずれも、将来の問題に直面している。今回の会議のメインスポンサーであるCNNのターナー総裁(CEO)は、「世界平和のためには、宗教者および精神的指導者を国連へ招き、平和協議に署名してもらう必要がある」と話した。このような考えから、宗教的活動に介入しないという国連が今回初めて世界宗教大会に大きな関心を寄せているのだ。
4日間の日程で行われるこの大会は北京時間29日早朝開催される。各国の宗教指導者は国連大会ホールで祈りの儀式を開くほか、国連のアナン事務総長らが開幕式で挨拶の言葉を述べる。各国の宗教指導者は国連総本部で、@対話の呼びかけ、A地域紛争の解決における宗教の役割、B寛容と和解、C貧困による暴力や環境破壊の抑制といった、平和に関する4つの専門テーマについて討論する。
中国の宗教指導者代表団は今回の大会で以下の2つの主張を展開する。
1.平和を旗印として、宗教の純粋性を守る。宗教を利用した強権政治や祖国分裂に反対し、宗教極端主義が世界平和に脅かし、カルト教団が宗教としての名目を悪用して社会の安定を乱すことに反対する。
2.宗教的寛容と和解を提案し、共存できる環境を作り出す。様々な文明や宗教信仰の違いをしっかりと見据え、尊重し合い、小異残して大同につく。異なった文明および宗教信仰間の交流を強化し、理解を深め、和解を実現する。
大会主催者は、「ハマーショルド元国連事務総長は以前、『世界平和への試みは無残にも失敗した。精神の復興がなければ、世界平和は訪れない』と述べた。本日、宗教指導者がニューヨークに集ったことは、国連に(平和への努力を)承諾したことの証明である。平和を確保し、環境を回復させ、貧困を撲滅するために、宗教と政治機構がパートナーシップ関係を築く方法を模索していく」と強調した。
中国の宗教代表団の傅鉄山団長はロサンゼルスで記者に向かい、「神は男性と女性を分けたのは争わせるためではなく、愛し合うためだ。世界を東洋と西洋に分けたが衝突のためでなく、共存させるためだ。今回の大会の主旨は争いではなく、平和であることは間違いない。世界の宗教指導者は平和という絆をしっかりと掴み、平和の世紀および平和なミレニアムのために、自らの影響力を発揮しよう」と語った。
「人民日報網絡中心」 2000年8月28日
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