ヘッドラインニュース    2000.09.08

 
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安保理首脳会議での江沢民主席の演説(要旨)

  21世紀に向け国際情勢は大きく変化しているが、世界の平和と安全を脅かす各要素は依然として存在し、人種、宗教、領土紛争に端を発する地域紛争はますます増加し、各国の共同発展を阻害する矛盾や問題が複雑に入り混じっている。国連が如何に有効に国際平和と安全を維持し、各国の発展に良い環境を作り出すかという問題は、すでに緊急の課題となっている。

  我々が直面している課題はこれまでにないほど大きく、問題も非常に複雑だ。矛盾や衝突を有効に解決し、恒久的な平和と共同の安全を実現するには、『国連憲章』の主旨と原則を厳格に守り、対話や交渉、協議を通じて紛争を解決していかなくてはならない。「国連憲章」に基づき、安保理は国際平和と安全の維持に最も重い責任を負っている。安保理は国際組織による安全保障システムの核心だ。国際平和と安全に関わる重要な問題で、安保理決議に拠らず勝手な行動をとることは、多くの国連加盟国の意思とかけ離れたものだ。我々は安保理の権威を共に守り、これを損なわないようにすると同時に、安保理の役割を強化し、これを弱めないよう共同で取り組まなければならない。

  国際平和維持活動(PKO)は国連が国際平和と安全の責任を履行するための重要な手段の一つだ。実践が証明しているように、PKOの成否は「国連憲章」の主旨と原則を遵守するか否かにかかっている。とりわけ国家主権の尊重、内政不干渉、当事者の同意、中立、自衛以外の武力行使禁止などの原則遵守が重要だ。国連はこれまでの経験と教訓をまとめなければならない。PKOは確かに国際平和と安全の維持に貢献してきたが,万能薬ではない。国連のPKOがその役割をさらに発揮するためには、表面に現れた症状も病根も治療するように、紛争の根源を絶つ努力をしていかなくてはならない。

  時代の変化に従い、安保理は必要な改革を行わなくてはならず、安保理の役割を強化し、安保理の権威を保護して、安保理の効率を高めていかなくてはならない。安保理の拡大は公平な地域分配の原則を遵守すべきで、発展途上国の代表性の不足問題をまず解決しなければならない。安保理改革は多くの加盟国の意思を反映すべきで、そうしてはじめて歴史の試練に耐えることができる。安保理改革のために全ての加盟国が我慢強く協議を重ね、合意を勝ち取るように努力しなくてはならない。

  今回の安保理首脳会議はアフリカ問題を重点に置いたが、これは非常に重要な問題だ。アフリカは世界大家族の重要な一員だ。アフリカの安定と発展がなければ、世界の平和と繁栄は語れない。国連と安保理はアフリカ問題をさらに重視し,アフリカに力を注いでいかなくてはならない。アフリカが直面する問題に取り組む際、アフリカ諸国の主権を尊重し、アフリカ諸国とアフリカ統一機構(OAU)など地域組織の意見を十分に聞き取り、適切で有効な措置をとって、アフリカの貧困、紛争の根源を取り除いていく必要がある。

  中国は安保理の常任理事国であると同時に、発展途上国だ。我々は国連のその他の加盟国とともに、安保理の国際平和と安全の維持における役割強化に努力し、安保理の地域紛争における努力を支持し、安保理のアフリカに対する支持の強化を推し進めていきたい。

  「人民日報海外版」2000年9月8日1面

 


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