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五 西部大開発を実施し、地域間のバランスのとれた発展を促す
西部大開発戦略を実施し、中・西部地区の発展を加速することは、わが国が現代化建設の第三段階の戦略目標へまい進するための重要な布石である。「第十次五ヵ年計画」期には、重点分野を優先させ、幸先のよいスタートを切り、重点的にインフラと生態環境の建設に力を入れて、五年ないし十年間で飛躍的な進展をとげるようにし、さらに科学技術、教育にもかなり大きな発展がみられるように努めなければならない。
力を集中して、西部の天然ガスの東部への輸送や、西部の電力の東部への輸送、青海=チベット鉄道などいくつかの戦略的意義のある重要プロジェクトを建設する。水資源の保護、節約、開発を突出した位置におき、計画性を強め、合理的に配置し、水の利用率の向上に努める。段取りを追って、地元の実情に合わせて、天然林の保護や、耕地のもとの林地・草地への復旧、砂漠化防止、草原保護などの重要プロジェクトの建設を推し進め、生態系の自然の回復力の作用に配慮しながら、わが国の西部地区に堅固な緑の生態的障壁を徐々に作り上げる。教育事業を積極的に発展させ、至急必要とされる各種人材の育成を急ぐ。科学技術への投入を増やし、科学技術の開発力を増強する。各地の実情から出発して、産業構造を調整、最適化し、農業を強化し、資源的優位から経済的優位へのシフトを速める。それぞれの特色をもつ地域経済を育成し、形成させる。西部開発は、ユーラシア・ランドブリッジ(中国・連雲港=オランダ・ロッテルダム鉄道)や、長江の水路、西南地区から海に出るルートなどの主要交通幹線に依拠して、中心都市の凝集機能と波及作用を発揮させ、点を線で結び、点から面へ広げるようにして、連雲港=蘭州鉄道(西区間)・蘭州=ウルムチ鉄道沿線経済ベルト地帯や、長江上流域経済ベルト地帯、南寧・貴陽・昆明などの経済区を育成することにより、周辺地域の発展を促す。
国務院はすでに西部大開発を重点的にサポートする政策、措置を公布し、国が西部地区への投入や財政移転支出を増やすことになっている。西部地区は主として自らの力に頼ることに立脚し、刻苦創業の精神を発揚し、長期にわたって奮闘する準備を整えなければならない。改革・開放のテンポを速め、良好な投資環境を創出し、国内、国外の資金、技術、人材をより多く、よりよく誘致して西部の開発に参加させる。幹部の交流を強化する。
中部地区は地域の優位と総合的資源の優位を生かし、経済発展のテンポを速める。主要な水陸交通幹線地域を重点として、中心都市としての役割を果たし、新しい経済成長スポットと経済ベルト地帯を鋭意育成する。農業をうち固め、発展させ、引き続きインフラと生態環境建設を強化する。ハイテクと先進的かつ実用的な技術による在来産業の技術改造にいっそう力を注ぎ、技術水準と競争力を向上させる。
東部沿海地区は内外の市場に目を向けて科学技術の進歩や技術革新のテンポを速め、ハイテク産業と輸出型経済の発展に力を入れ、経済の総合的体質と国際競争力を増強し、条件の整った地区は率先して現代化の基本的実現を達成すべきである。多様な形態をとって中・西部地区との経済・技術協力を強め、中・西部地区の経済発展をサポートし、促して、東部の構造調整と経済成長の発展の可能性をさらに広げる。
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