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  更新時間 :2005年04月21日18:20 (北京時間) 文字

「愛国の熱情をどう表すか」呉建民氏に聞く


  新しい時代の愛国主義をどう理解するか。青年や学生による愛国の熱情をどう導けばいいのか。こうした問題について、中国外交学院の呉建民院長に聞いた。

  新世紀の国際情勢には4つの大きな特徴がある。(1)冷戦が終結して両極体制の古い構造が崩壊し、世界は古い構造から新しい構造へ向かう過渡期にある(2)この過渡期の期間は非常に長い(3)ユニラテラリズム(単独行動主義)と多国間主義のせめぎ合いは現在の国際関係の主旋律であり、それは世界の新しい構造をどの方向へ発展させるかの闘争である(4)国際的に進められている権力と利益の再配分の過程で、全体構造がまだ定まっていないため、国際情勢は大きく流動する可能性があり、国際関係における変動もより多く、より速い。

  こうした国際情勢があらゆる国に新しい課題と新しい好機をもたらしていることは疑いの余地がない。課題には適切に対応しなければならない。特に重要な点は、ある一つの国との関係を不変のものと見なし、硬直したものとするのは絶対に避けなければならない。過渡期において両国関係の中の変数は非常に多い。双方の間の外交政策は実際まだ完全には定まっていない状態だ。

  国際情勢を明確に認識して初めて、現代の国際関係の特徴が理解でき、国際的なトラブルに直面した時に、われわれは国家の根本的利益をしっかり守ることができる。そうすることで真の愛国を遂行できる。

  事実、愛国主義はこれまで抽象的ではなかった。それは具体的かつ実務的で、国家の根本利益と緊密に結びついたものだ。現在、わが国の根本利益とは何だろう。それは調和が取れて発展した小康社会(少しゆとりのある社会)の全面的建設であり、祖国統一の大業を実現することである。このため私は思うのだが、現在の情勢の下で、中国の繁栄と統一に寄与するものこそ愛国行動なのであって、逆にこの2つに不利な行動は真の愛国とは見なされないと私は見ている。

  中日関係を例にすると、日本の一部の政治屋と右翼分子は歴史を正視せず、中日関係を破壊している。だが彼らを日本人全体と同一視することはできず、この両者の間の境目を厳格に分けなければならない。反日を愛国と同一視するのは極端かつ狭隘だ。昨年、中日貿易総額は1600億ドルを上回り、日本の対中投資総額は約666億ドルだった。これほど大きな数字は中日間に大きな共通利益があることを意味している。もし日本の右翼と日本国民を分けて考えなければ、われわれ自身の大きな利益を傷つけることと同じことにならないか。

  中日関係において、ケ小平同志は1984年に訪中した日本の中曽根康弘首相(当時)と会見した時に「中日両国人民は世代を超えて友好的に付き合っていかなければならない。21世紀の友好、22世紀の友好、23世紀の友好、世代を超えた友好、両国人民の間の友好は、中日間のいかなる他の事情を超越したものなのだ」と語った。ケ同志の話は今日でも依然としてわれわれが深く考えるに値する。

  国と国との間で利害が衝突するのはよくあることで、ここからいくつか国際的なトラブルが生じるのも必然的なことだ。われわれは話し合いによる方法で、問題を適切に解決できる可能性を最大限に追求することを主張している。対立するだけが愛国を示すことではない。国際問題に対して、人々はもちろん意見を発表したり、自分の姿勢を表すことができる。しかし、悠久の文明の歴史を有する大国の市民として、自らの愛国主義を表す時、法律を守り、理性的で文明的でなければならない。いずれにせよ、過激な行為は愛国とは言えない。それは中国の法律に反するばかりか、国際法にも違反している。外交使節団は国際法による保護を受けているのだ。もしも、わが国の在外大使館・総領事館が群集に窓ガラスを割られたりしたなら、われわれはその国の人々をどう評価するだろうか。(編集ZX)

  「人民網日本語版」2005年4月21日



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