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  更新時間 :2006年07月19日18:31 (北京時間) 文字

中国籍の女子高校生への強制退去処分取り消す 東京地裁


  「中国残留婦人の実子」と偽った中国人の父親とともに日本に来たが、血縁偽装の発覚で退去強制処分となった千葉市在住の高校2年生の李金花さん(17)が、自分への処分は違法だとして、東京入国管理局長などを相手に処分取り消しを求めた訴訟の判決が19日、東京地裁であった。大門匡(たすく)裁判長は「7歳の来日時から日本語で教育を受けており、中国への強制退去は著しい不利益を強いる」と述べ、処分を取り消す李さん勝訴の判決を言い渡した。

  判決によると、李さんは両親と兄の一家4人で96年に来日。その際、父は、戦前から戦中に中国へ移住して敗戦後に取り残された「中国残留婦人」のおいで、実際は血のつながりはないのに「実子だ」と偽って在留資格を得た。しかし、来日8年後の04年に血縁偽装が発覚し、4人は強制退去処分を受けていた。

  大門裁判長は李さんについて「父の違法行為に基づいて在留資格を得たが、事情も分からず連れてこられた本人のせいにすることはできない」と述べた。

  この問題では李さんの兄も同様の訴訟を起こして今年3月に勝訴し、入管側が控訴している。両親はすでに中国に送還され、現在、兄妹は地元などの支援者から援助を受けて生活している。

  判決後に記者会見した李さんは「このまま日本で勉強し、将来はツアーコンダクターになるための専門学校に行きたい」と語り、「中国に送還されたら言葉も不自由で、不安。入管は控訴しないで欲しい」と訴えた。

  

  「asahi.com」 2006年7月19日

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