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  更新時間 :2008年07月23日08:38 (北京時間) 文字

地元幹部、口利き依頼 子の採用を大分市教委部長に


  大分県の教員採用汚職事件に絡み、県教委ナンバー2の富松哲博・教育審議監(60)が08年度の小学校教員採用試験で、大分市教委の部長から大分合同新聞社事業局の幹部社員(52)の子についての口利きを受けたことを示す資料が県警に押収されていることが、関係者の話で分かった。この幹部は部長から子の合格の事前連絡を受けたという。大分合同新聞は22日付夕刊に、幹部が口利きに関与していたことを認める記事を掲載した。

  関係者によると、08年度の小学校教員採用試験では、元県教委義務教育課参事、江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=が富松審議監から約20人を合格させるよう指示され、合格ラインに達していた4、5人を除く15人ほどに加点。成績が悪かった2人を除くほぼ全員を合格させたとされる。

  こうした指示の際、富松審議監は特定の受験者に印をつけたり、口利きを受けた人物名を記したりしたリストなどを江藤元参事に渡していたという。県警が押収したそうしたリストの一つに、大分合同新聞社事業局幹部の子について、市教委の部長の名前のほか、得点をかさ上げした旨の記述があるという。

  幹部によると、06年10月、パーティーで部長と同席した際、子が教員をめざしていると話した。部長から「1次試験に合格したら教えてほしい」と言われたため、子が1次に合格した07年9月ごろ、市教委に部長を訪問。「助けられるものならお願いします」と話したところ、合格発表前日の午後、部長から合格の連絡を受けたという。

  幹部は同年暮れに5千円相当の歳暮を部長に贈ったとしている。「部長には『合格させてほしい』とは言わなかったが、たまたまパーティーの席で会った縁に甘えてしまい反省している」と語った。

  一方、部長は幹部の子について「臨時講師として頑張っていると聞いていたので関心があり、自分に結果を知らせてくれるよう県教委幹部にお願いしただけだ」と説明。「父親が誰かは知らなかったし、合格したとも伝えていない」と口利きを否定し、「歳暮も受けとっていない」としている。ただ、「発表直前に合格したと聞いた」と、県教委側から事前連絡を受けたことは認めている。

  大分合同新聞社は夕刊の記事で「幹部社員が口利きにかかわった事実を重く受け止め、さらに詳しい調査を進めている」とし、関係社員の処分を含め、調査結果を23日付朝刊に掲載するとしている。

  「asahi.com」 2008年7月23日

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