温家宝総理(中共中央政治局常務委員)は21日午前、北京市内の病院を訪れ、三鹿集団の「粉ミルク事件」の被害児を見舞い、診療の状況を把握するとともに、市内のスーパーで乳製品売り場を視察した。
温総理はまず北京児童病院を訪問。当日は日曜日で、乳児を抱えて検査を待つ保護者が長蛇の列をなしていた。温総理はスクリーニング検査室、超音波検査室、内科病棟に足を運び、「どこから来たんですか?」「どのミルクを飲んだんですか?」「問題はありましたか?」などと親切に、子どもの状況を保護者に尋ねた。
北京市は児童病院を支援するために他の病院からも医療スタッフや超音波検査器を集め、不休態勢で診療を続けている。温総理は医療スタッフに「ご苦労様。このような事件の発生を前に、私たちは市民の健康と安全を第一に考えなければなりません」と述べた。また、真剣に、根気よく、入念に検査し、1人の被害児も漏らさず、市民に責任を負うこと、発症が確認された子どもをしっかりと治療することを求めた。
温総理は次に市内のスーパーを訪れ、入店するや「まず公告を見たい」と指示。商品棚の長い列を通り抜け、真っ直ぐに「西城区食品安全公示情報」の掲示板へ向かった。問題の粉ミルクに関する資料がガラスケース内にあり、余り目立たないのを見ると、温総理は随行している北京市の関係担当者に、公告をもっと大きくし、いちばん目につく場所に貼り直すよう、すぐさま指示した。温総理は「2つのことが必要だ。1つは、問題の乳製品をすべて撤去すること。もう1つは、一般市民が入店してすぐ気づく場所に公告を掲示し、一目でわかるようにすることだ」と指示。さらに「もう1つある。粉ミルクその他の乳製品を出荷前にすべて検査し、新しいマークを貼ることだ。こうして初めて市民ははっきりと目で確認し、安心して口にすることができる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」 2008年09月22日