日本語版   中国語版                                    2003年03月31日 14:00

特  集

  


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吉利の美日

 
 中国で最初の民営自動車メーカー吉利集団は24日、トヨタ自動車が商標権侵害で吉利集団を提訴したことについて、全面的に反論する声明を発表した。トヨタの吉利汽車に対する公判が間もなく行われる。中国で自動車商標の侵害訴訟が行われるのは初めて。 
  トヨタ側は訴状で「吉利汽車公司は乗用車『美日』にトヨタと酷似した商標を使用し、消費者に誤解を招き、トヨタの商標権を侵害した」と訴えている。さらにトヨタ側は、吉利の「トヨタの動力、価格は心を動かす」や「トヨタ8Aエンジン使用」の宣伝文句を不正競争行為に当たるとしている。トヨタはこれらを理由に、吉利汽車に1400万元の賠償を要求。吉利汽車の代理弁護士は、「トヨタの訴えはすべてでたらめ」とし、吉利汽車が全力でこの訴訟に立ち向かうことを明らかにした。同弁護士は「吉利の商標は1996年5月7日に国家商標局に登録されており、トヨタの商標ともはっきり区別がつき、消費者に誤解を招くことはない。自動車は高額の特殊消費財。2社の商標が丸い形をしているだけの理由で、消費者がメーカーを間違えて購入することはない」と述べた。 

 また弁護士はトヨタ側の「吉利にエンジンを提供したことはない」とする訴えについて、「美日は100%現地製造の輸入品ではないが、天津トヨタ汽車発動機公司が生産した8Aエンジンを使用しており、『トヨタのエンジン使用』という表現は正当」と主張。吉利集団の李書福董事長によると、美日は生産開始当初から、常に天津トヨタの8Aエンジンを搭載、吉利はこれまでに合計4億元に上る天津トヨタのエンジンを仕入れた。 

 天津トヨタが生産するTOYOTA8A−FEエンジンは、トヨタA型エンジンを基に、中日双方の技術協力によって、中国市場向けに新開発された。

  業界関係者は、吉利美日と美日の商標は登録されてから5年が経過しており、トヨタがこの時期に提訴したのは、市場での深刻な問題が原因との見方を示した。2社の乗用車トヨタのVIOS(ヴィオス)と吉利の美日は、共に天津トヨタの8Aエンジンを搭載しているが、VIOSが定価11万元であるのに対して、美日はその半額以下と安価。吉利の2002年の販売台数はおよそ5万台(前年比120%増)で、市場シェアは4.5%に達した。吉利集団の急速な発展により、美日はVIOSにとって脅威となったといえる。

  この裁判はすでに北京市第二中級人民裁判所に訴状が提出されており、まもなく開廷される予定。 

                        「人民網日本語版」2003年2月25日

 

     ML中日網橋     自由発表


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