* 日本語版  * 中国語版  2003年09月29日
 

  来るべき「十一五(第11次5カ年計画)」の時代は、中国の経済社会の発展が直面する内外の環境に多くの重要な変化が起こるであろう。そうしたことから「十一五」期もしくはさらに長期にわたって、経済社会の発展は調整と調和が目標となる。発展の調整と調和を実現するためには、全面的な小康社会(いくらかゆとりのある社会)建設の総目標と段階的目標を確定し、持続性のある経済成長を保ち、開放的・統一的な、競争と秩序のある市場環境を建設し、地域間の協調的な発展を促進し、中央政府の権威と政府の調整能力を強め、都市と農村の全面的な発展戦略を実行に移し、人間本位の発展を実現し、さらに改革の公正性を保証し、改革による利益の享受を拡大する、等の問題を研究・解決することが必要である。

 発展は執政と興国の第一の要諦である。「十一五」期もしくはさらに長期にわたって発展のこの位置づけはゆるぎないものである。しかし、発展の目標や内容・手段は過去も未来も不変ではありえない。内外の環境の変化に伴い、これらは適切に調整していかなければならない。

 
   


上海宝山製鉄所と新日鉄 世界トップクラスの自動車鋼板工場を建設


2003年上半期 
郷鎮企業の生産額は13.43%増


都市と地方の収入格差は
広がる一方


上海北外灘の開発始まる


洪水吐設備がはじめて
開いた三峡ダム


マイクロソフトと中国初の合弁 
中関村科技軟件有限公司

 

 

  「十五(第10次5カ年計画)」の期間に比べて、「十一五」期に中国の経済社会発展が直面する内外の環境には新しい特徴が現れるであろう。

国家の安全はさらに多くの挑戦をうける

 「十一五」期において、平和と発展が時代のテーマであることは変わらないし、世界の基本的構造と発展の方向も変わらない。国際情勢はおおむね安定・一部では混迷、といった基本的態勢も変化はないであろうから、中国発展の国際政治環境も著しい変化はないものと思われる。しかし、「十一五」期には世界の平和と発展に影響を与えるような不確定要素が増える可能性があり、中国の国家の安全に挑んでくるであろう。世界の単独行動主義・強権政治・地域に潜在する衝突が従来型の脅威を増やす可能性がある一方で、さらにテロ・分裂主義・極右極左主義が今までにはなかった形の脅威を増してくる可能性もある...続き>>

 内外の環境に決定される「十一五」そしてさらに長期にわたる経済社会発展の主な任務は、国の総合的な実力と国際競争力を高め、各種の利害関係を適切に均衡させ、就業機会を最大限に創造し、経済成長の自然資源に対する依存度を軽減し、調和的な安定した社会を建設することである。上記の任務を果たすために、経済社会発展は調整と調和を目標とすべきである。

 調整と調和を目的とした発展は、経済成長を至上目標とした発展や、経済だけが突き進んでゆく発展、資源や環境・生態系の代償を無視した発展、一部だけが利益を受け取る発展などとは異なっている。それは、人が全面的に発展することが全体の発展の核心であると強調し、また人と自然・人と人との協調、経済と社会の共同の進歩、経済成長の量と質との統一、都市と農村の共栄、発展している地域とそうでない地域の共同の発展、そして各階層が共に利益を受けとる、全社会の調和的な共存を強調している...続き>>

 

◇全面的な小康社会建設の総目標と段階的目標の確定

 発展という角度から見て、全面的な小康社会建設の目標は5つに分けられる。すなわち、経済成長の持続性を保つ、経済発展にテクノロジーの占める割合を向上させる、経済発展が資源と環境に与えるダメージを減らす、調和の取れた社会体系の建設、人類の全面的な発展である。これらの本質的な目標は、全面的な小康社会のどの部分に具体的な目標を設置するかを示唆している...続き>>


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