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  2003年10月8日1600

 北京市公安交通管理局の車両管理所はこのほど記者会見を開き、北京市の自動車(オートバイを含む)、保有台数が200万台を突破したことを明らかにした。2002年の新車登録台数は276千台と過去最高を記録、マイカー購入の割合が全体の90%近くを占め、全国レベルから30ポイント高くなっている。200317月までの新車登録台数は19万台と、一日平均1000台、最も多い日で2263台を数えるほどだ。現在は100家族あたりの自動車保有台数が30.5台、小型自動車が19台に達している。

 

北京市内の環状線道路二環路▪復興門近くの渋滞ぶり=9月17日16時12分

北京市宣武門大通りの渋滞ぶり=9月17日15時21分

マイカー時代の到来

 関係者によれば、これは首都交通史の節目となる出来事で、北京市がすでにマイカー社会に突入したことを意味している。

 10年前は個人事業主や私営企業経営者、芸能人、有名スポーツ選手しか自動車を購入することができなかった。1988年に北京市の一般市民が6千元でフィアットを購入したというニュースは、当時世間を大いに賑わしたものだ。

 「今では誰でも車を買えるようになった。家に多少の蓄えがあったり、収入が多ければ、普通に購入することができる。十数万元のお金を一度に払うのは、そんなに難しい話ではないし、ローンを組んで車を買うのも若い人の間では普通になった。お金に対する考え方が変わり、貯めるばかりでは意味がないと思われるようになった。」

 現在の自動車台数200万台のうち、個人所有の自動車は128万台で、全体の64%を占めている。先進国では、一般に乗用車の平均価格が1人当たり国内総生産(GDP)の23倍になると、家庭へ普及するとされている。2002年の北京市の1人当たり域内総生産は27746元(約3355米ドル)と、十分この条件を満たし、マイカー増加の大きな要因になっている。 今年17月までに自動車産業がもたらした経済利益は、北京市全体の60%に達している。


200万台達成までの軌跡

 建国初期の北京市の自動車台数はわずか2300台。中央政府や軍事関係以外は数えるほどで、現在言われているような個人所有の車などいくらも存在しなかった。19972月に100万台を突破するまで、実に48年もの歳月が経過している。

 この間、北京市には二度の大きな成長期があった。一度目は1970年代末期から80年代初頭にかけて、それまで年間数千台だった増加台数が、一挙に年間3万台に飛躍した。二度目は1992年から1997年にかけて、この時期は年間1015万台のペースで増加している。

 19972月から現在までのわずか6年半で、北京市の自動車保有台数は2倍になり、予想を上回るペースで増え続けている。交通管理部門の統計によると、現在の自動車保有台数200万台のうち、個人所有の自動車は128万台で64%、個人の小型乗用車は80万台で全体の40%を占めている。

 2008年には保有台数が350万台に達すると予想されている。

北京市にマイカー時代が到来、都市交通は日増しに悪化

交通事故で市内幹線道路がマヒ状態に


6月上旬に市内中心部で発生した交通渋滞

622日午後4時に突然の雨、十三陵観光から戻る車の列で渋滞が発生

82日、八達嶺高速道路の大渋滞

首都交通網にかかる負担

 今年7月末、日増しに悪化する交通渋滞に耐えかねた北京市民が、マスコミや管理部門に説明を求める行動に出た。北京交通管理局の李建華局長は25日に記者会見を開き、北京市の交通渋滞を引き起こす4つの原因について説明した。

 「北京はまるで駐車場のようだ」とよく噂されている。李局長は、最初の原因として北京の自動車台数ならびに運転者数の急増を指摘した。統計によれば、今年上半期に新規登録された自動車台数は17万台以上、運転者数は105千人余りにのぼっている。現在では、自動車保有台数が合計200万台、運転者数は300万人を突破した。自動車台数ならびに運転者数の急増が、北京市の交通量に大きな影響を及ぼしている。

 「北京は一大工事現場のようだ」というのも最近よく耳にする言葉だ。李局長は二番目の原因として、市内各地で行われている道路工事を指摘した。現在、市内190カ所以上で道路工事が行われ、不通となっている道路は180キロ以上、全体では400キロ以上が多かれ少なかれ工事の影響を受けている。今年7月以降、道路工事を原因とする渋滞が全体の65%を占めたという統計も出ている。

 また、北京市は国際的に影響力を持つ政治の中心地であるため、外交活動も多く、交通警備による影響というのも無視できない。李局長によると、新型肺炎SARSによる渡航延期勧告と感染地域指定が解除されて、外国からの客人、とりわけ外国政府要人の訪中が相次ぎ、厳重な交通警備が行われている。721日夜のラッシュ時には、英国ブレア首相の訪中で警備が強化され、長安街、前三門大街、二環路などでのろのろ運転となり、一部地域では渋滞が発生した。

 四番目の原因として、交通違反の多発が挙げられる。李局長は、警察の目が行き届かない場所で互いに先を争い、順序に従わず、車線を無視するなどの行為が多いことを指摘。歩行者や自転車も信号を無視して道路を横断し、横断歩道を使わず、車道に飛び出すなどの行為で交通秩序を乱し、車の流れを阻害している。

 こういった状況に対し、北京市交通管理局は朝晩のラッシュ時に警官2500名を出動させ、さらに補佐人員1000名余りを派遣して交通整理に当たらせることにした。同時に、渋滞多発地区の取り締まりを強化し、違反行為に対する罰則を引き上げる。警察側は、こうした措置が北京市の交通状況改善に役立つことを期待している。
 
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