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 20031017日 1600

   北京は中華人民共和国の首都であり、全国の政治、経済、交通および文化の中心である。歴史的には、金、元、明、清の都が置かれた。世界的にも歴史の街、文化の街として知られている。北京には中国の燦爛たる文化が集結し、数多くの名所旧跡と文化的景観が残されている。

 

    北京建都850周年記念 記念建築除幕式

 北京で9月20日、北京建都記念建築の除幕式が行われ、北京建都850周年記念祝賀イベントが始まった。

 北京建都記念建築は宣武区浜河公園内の金中都大安殿遺跡に位置している。宣武区は北京城の始まりの地。3084年前の燕の都である薊城は、宣武区域内の広安門一帯に位置していた。1153年、金王朝(1115〜1234年)の皇帝・完顔亮が燕の京城の拡張を行い、「中都」と名を定めた。北京建都記念建築は、古代宮殿や祠廟、陵墓の前に建てられる象徴的建物をイメージ。中央美術学院現代芸術センターの設計によるもので、枡組みと東西南北四方に向かう青銅の座龍から成る。高さは12メートル。760平方メートルの広さにわたり、花崗岩の石材による舗装が施されており、台座には歴史地理学者、侯仁之の撰写による「北京建都記」の文字が刻まれている。

 左上の写真:劉淇北京市委員会書記、王岐山市長代理による記念建築除幕式
 左下の写真:北京建都記念建築の前で記念撮影する市民

宣武は北京建都の始まりの地

 宣武区の豊かな文化資源は、3000年余りの悠久の歴史から生み出された。宣南は「北京文化」が形成された明・清朝という重要な時期に外城に位置しており、日増しに士文化と市井文化が交流する地となっていった。清の乾隆年間、朝廷が「四庫全書」を編纂した際、天下の文人が北京に集い、「四庫全書」の総編纂を担当した紀ホや編纂に当たった程晋芳などの人物はいずれも宣南で暮らした。彼らは瑠璃厰を中心に、書籍の交換や学問の探求を行い、士文化を代表とする最初の「宣南文化」を形成。宣南文化が盛んになるにしたがって商業や娯楽が生まれ、大柵欄や天橋などの地域もにぎわった。科挙受験生や商家は、地元の人々や地方出身の官吏、商人などが建てた会館を目指して宣南を訪れ、さまざまな特色を具えた地方文化が融合された。

 長年の繁栄を経て、宣南文化は大衆的、上品、華麗という特徴を有し、北京文化の縮図となった。大柵欄をはじめとする商業文化、天橋に代表される昔ながらの北京の大衆文化、瑠璃廠を中心とする京城の士文化、京劇をはじめとする戯曲文化、各地の会館と名人故居などの邸宅文化、牛街などの回族文化、法源寺や先農壇などの壇廟文化、魯料理や回族の粉食などの飲食文化、大観園をはじめとする紅楼文化が形成された。

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北京建都850周年を記念する夕べ

学者が注目する「北京遼金史迹図誌」

金代中都文物精品展
中国北京国際美術ダブルイヤー

 北京建都850周年を記念する一連のイベントの中で、文化財に詳しい関係者が調査・報告した「北京遼金史跡図誌」が多くの専門家の注目を集めている。北京地区に現存する遼・金代の文化財・遺跡、歴史的建造物、重要な文化財の写真、石刻資料などに関する絵・図500点のほか、13種におよぶデータを収録した同書は、北京の遼・金代の文化財に関する情報をまとめた初の公式資料であると同時に、遼金史研究における指針的資料でもある。

 「北京遼金史跡図誌」は上下2巻に分かれ、掲載されている文化財の写真、図、拓本は歴史的価値にあふれており、各方面の専門家のさらなる分析研究が待たれる。近い将来、同書からさらなる輝かしい成果が生まれると期待される。


国宝級文物精品解説 金中都 

 金朝は1115年に建国され、1234年に滅亡した。わずか100年余りの歴史において、中都に都が置かれた期間はわずか62年間。ゆえに金代の遺物は一層貴重なものとなっている。

 9月20日に中華世紀壇で開かれた「金中都850周年記念文物精品展」では、首都博物館、国家博物館、北京市文物研究所、北京石刻博物館、黒竜江金上京歴史博物館など多くの博物館・研究所の貴重な収蔵物55点が展示され、850年に及ぶ古(いにしえ)の都市・中都の燦然たる繁栄を再現した。

 展示品は数こそ多くないが、いずれも選りすぐりの文化財ばかり。国宝級の文化財も20点に及ぶ。石景山で出土し、北京に最も完全な形で現存する金代壁画や、天地・社稷・祠の祭祀や祈祷などを司った郊社署の銅印、烏古論窩論墓出土の青玉亀巣荷葉佩、定窯刻花葵弁碗、金斉国王銀銘碑など、いずれも得がたい逸品である。千里の外である黒竜江金上京歴史博物館所蔵の1964年5月金上京皇城第二殿跡出土の龍紋瓦、金初の女真貴族が使用した銀製馬灯など7点は、草原の息づかいを強く感じさせる。

金代北京都市歴史展
中国彫刻精品展

「アイーダ」が北京っ子をオペラのとりこに

9月27日、工人体育館で盛大に上演された大型野外オペラ「アイーダ」
オペラ「アイーダ」に見入る観衆

9月27日、北京建都850周年を記念する最大イベント、国際演劇上演期間中の最初の演目――大型野外オペラ「アイーダ」が北京工人体育場で上演された。ステージ面積は6000平方メートル以上、出演者は4000人余り、40メートルを超える高さのピラミッドが用意された。

その日の工人体育場は、さながら古代エジプト文化のテーマパークとなった。場外のメインゲートでは巨大なスフィンクスが観客を出迎えた。美しいパンフレットや、エジプト製の樹皮画などの記念品を買い求めつつ中に入ると、いつしか古代エジプトの衣装を身にまとった係員と肩がぶつかり、まるでステージの上にいるような錯覚に陥る。伝統的な演劇やオペラではなかなかできない体験である。

 壮観、豪華、震撼、奇異……どのような言葉をもってしても「アイーダ」を形容し尽くすことはできない。オペラをこんなふうにも上演するとは――ほとんどの観客の率直な感想である。この特別なオペラを見るために、観客が手に手を取って北京工人体育場の門をくぐるのである。


文化活動

「第二回宣南文化祭」

「第二回宣南文化祭」は宣武区委員会、区政府の主催により10月1日に開幕する。大観園メイン会場、陶然亭公園会場、南菜園街名都風采会場で開催される各イベントのほか、「古都風采」シリーズ古典劇場文芸上演イベント、「金秋宣武」シリーズ大衆文化広場上演イベント、金菊詩会、曹雪芹没後240周年記念イベントなどが予定されている。

京韵、京味、京風、京情文化祭 

「京韵、京味、京風、京情」文化祭10月11〜31日まで北京図書デパート、北京出版社出版集団の共催により、北京図書デパートで開催される。文化優秀図書展「京味」、視聴覚展「京」、北京街並パネル展「京風」、北京民話集中講座「京情」、「オリンピックと北京の現代化」をテーマとしたフォーラム、「外国人が話す北京語」の朗読上演などが予定されている。

金代・中都文物精品展

「金代・中都文物精品展」が9月20日から10月20日まで、中華世紀壇芸術館で開催される。主催は市委員会宣伝部と市文物局、運営は首都博物館と市文物研究所、黒竜江阿城市政府が協賛する。

北京国際旅行文化祭

6回北京国際旅行文化祭が10月18〜22日まで開催される。主なイベントは、市街八大公園(地壇公園、什刹海公園、陶然亭園、北京植物園、世界公園、北京国際彫刻公園、天壇公園、金盞郁金香花園)での遊園会、北京旅行情報展示、仮装行列大会、北京新農村探訪、世界各国風情パネル展、「忘れじの旅」観光体験イベントなど。北京市人民政府、国家旅行局が主催し、北京市旅行局、首都旅行集団が運営を担当する。

中国北京国際美術双年展  

 第1回中国北京国際美術ダブルイヤー展は9月20日から10月20日まで、中華世紀壇と中国美術館、中国軍事博物館、中国革命博物館、中国歴史博物館、国際芸苑、清華大学美院展ホール、中国国際展覧センター、炎黄芸術館などで開催される。中国文連、北京市人民政府、中国美協が共催する。

文化優秀図書展「京味」

 「金中都画册」、「遼金遺跡新発見考古調査報告」、「百年遼金史論文目録索引」、「北京建都850周年記念学術討論会論文集」などが、市文物局、市地方誌事務局により編集・出版され、北京図書デパートの文化優秀図書展「京味」の特別カウンターで発売される。

 
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