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中国空間技術研究院の研究員は、中国のロケット産業は2005年までに1000億元規模に成長すると予測する。では、この魅力的な市場を動かす資本はどこからもたらされるのだろうか。
同研究員は「中国の衛星関連企業は研究開発や生産能力が低い一方でニーズが高いという矛盾に直面している」と指摘。「固定衛星業務を行う通信衛星は、東方紅3号を除き、亜洲1号、亜洲2号、亜洲3S、亜太1号、亜太1A、亜太2R、中衛1号、シン(金が3つ)諾1号など外国製の衛星を数多く使用してきたが、宇宙大国は現在、市場シェアの拡大に努めており、宇宙技術を持つ発展途上国も次第に増え、競争は日増しに激しくなっている」と述べている。
国家発展計画委員会は2020年までに1千億元規模の市場に成長する可能性のある産業として(1)集成電子回路(2)第3世代移動通信(3G)(3)インターネット(4)デジタルテレビおよびデジタル放送の番組制作(5)放送衛星(6)製造業(7)ソフトウェア産業--の7分野を挙げたが、その全てが衛星産業に関係している。
中国天地衛星公司の李世鋒氏は、衛星産業全体のネットワークの中で、製造と打ち上げは要求される技術レベルが最も高いと分析する。国際的な試算法によれば、衛星1基を打ち上げる場合、衛星の製造費約1億2千万ドル、ロケットの製造費および打ち上げ費用各3000万ドルのほか保険料3600万ドルが必要となる。重量500~520キロの小型衛星を打ち上げる場合は、製造、打ち上げ、保険を含む総経費は3500~4500万ドル以下となり、このうち打ち上げにかかる費用は大型ロケットの5分の1程度の1500万ドルに抑えられる。
また、李氏は「中国の衛星」がすでに商用化の方向へ進み、「政府の支持」も得ていると述べている。国家発展計画委員会は2002年、3億元を投資して下部組織の「航天東方紅衛星公司」に国家衛星プロジェクト・応用センター、「航天四創科技公司」に衛星利用測位システム(GPS)プロジェクトをそれぞれ設立した。衛星の製造、打ち上げ、使用の各分野の予測収入比率は2:1:7となっており、李氏は「衛星の中心顧客は政府で、企業による利用は非常に少ない。現在、1トン以下の小型衛星が中心なのは、予算的な制約があるため」としている。
研究レポートによると、今後10年で世界で打ち上げられる衛星は、通信放送衛星、資源衛星、気象衛星、測位衛星などを含めて約1千個とされており、商用衛星が70%を占める。ロケット企業の合併再編も依然として盛んで、軍用、民用、商用ロケットの共同発展も、未来のロケット産業の特徴になると見られる。 |