日本語版   中国語版       200312月30日 
 

  く年となる2003年を振り返ると、複雑な国際情勢の中、中国国内も重症急性呼吸器症候群(SARS)という突発的な事態に見舞われた。また、地震、洪水、旱魃(かんばつ)などの自然災害も頻発した。重い試練と困難を前に、中央の新政権は国民の心をまとめ上げて奮戦。改革開放と近代化建設でも新たな成果が得られた。
 今号の「中国通」は、専門家による現在の中国経済の分析を紹介する。中国の経済発展の動向に対するいっそうの理解と把握に役立てられることを願う。

 

ここ数年で最良の1年

東華・国家統計局国民経済総合統計司副司長:今年の経済情勢は、ここ数年来最良だった。第1四半期の経済成長率は9.9%、第3四半期は同9.1%で、もし重症急性呼吸器症候群(SARS)の影響で第2四半期が6.7%に下降していなければ、今年1-3四半期は少なくとも9%以上の成長率となっているべきだった...続き>>

雨時・商務部国際貿易経済合作院副院長2003年、中国経済は引き続き高成長を維持し、第1〜3四半期の国内総生産(GDP)成長率は約8.5%となった。輸出入も高い伸びとなったほか、固定資産投資の伸びも比較的高く、消費財小売総額は安定して緩い増加を続けている...続き>>

立群・国務院発展研究中心宏観部主任:各経済指標から見て、今年の経済回復の勢いはすでに安定したものとなった。2000年、中国経済の成長率は8%だったが、安定したとは言えず、02年以降また8%に達し、今年は8.5%が見込まれている。この勢いから見て来年は8%を下ることはありえない...続き>>

マクロ政策の積極的変化

鋼明・中国社会科学院宏観経済研究室主任:今年の中国のマクロ経済情勢には大きな変化があった。わたしはこれら方向転換に属する変化は、好ましいものと見ている。われわれが問題とするのは、目下のところ、経済の下降防止でなく、高度経済成長下、いかにそのリズムを保持するかにある。現在デフレ圧力はインフレに転じるリスクを負い始め、経済は「過冷」を過ぎ、過熱に転じる可能性をはらむ。政府主導の投資が企業投資に変じるいぶきはきわめて高く、これらの変化はいずれもマクロ政策の変化とかかわりがある...続き>>


福源・商務部長インタビュー 今年の貿易成長

 今年の中国の対外貿易の成長は総体的に見て、どんな特徴があるか?原因は何か? 

 今年は輸入が急速な成長を維持し、増加率では輸出を上回ったが、どのように見るか?

 今年は世界貿易機関(WTO)加盟の2年目となった。新たにどのような試練があったか? 

 第16期中央委員会第3回全体会議(三中全会)では、外資の役割をさらに発揮させるとの提案があった。国際M&A(合併・買収)が中国の外資導入の重要なルートとなるという声もあるが、これについての見方は? 

 来年の対外貿易の展望は?どのような構想があるか? 


済発展の持続へ新たな問題 発展改革委・馬凱主任

 中国経済は順調に発展する中、今後は発展をいかに持続するかが重要なポイントとなる。そのためには何が必要か。国のマクロコントロール機関、国家発展改革委員会の馬凱主任はこのほど、インタビューに応えて次のように語った。 

  現在の経済運営には、農民の所得増が遅いことや、就職難など長期的な問題が残る一方、新たな局面や問題も出ている。特に、一部業界での投資過熱により、経済発展が資源に制約されるという問題が日増しに目立ちつつある。 

 国務院の指示を受け、国家発展改革委員会は今年以来、多様な措置を取ったり、さまざまなシグナルを出したりすることで、一部業界・地区の盲目的な投資や、価値の低い分野での事業拡大を警戒・抑制してきた。鉄鋼、自動車、電解アルミ、セメントなどの業界は現在、市場の主導で急成長している。また、中国の工業化、都市化の加速や消費構造のグレードアップ、海外製造業の中国への生産移転の加速などといった背景からみれば、必然的、合理的な発展だと言える。しかし、急速な発展の中、次のような問題が出ている...続き>>


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