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又吉直樹の「火花」は、日本文学を変えるか?

人民網日本語版 2015年08月17日09:37

又吉直樹氏

お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さん(35)の小説デビュー作「火花」がこのほど、羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」と共に、第153回芥川龍之介賞を受賞した。選考委員の作家・山田詠美さんは、「どうしても書かざるを得ない切実なものが迫ってくる。何か強いものを感じて、主人公と先輩とのまさに火花がよく書けていた。1行1行に(芸人人生で苦労した)コストがかかっている」と評価した。(文:戴錚。光明網掲載)

「火花」は、文藝春秋が発行する文芸雑誌「文學界」の2月号に掲載され、好評を博した。発売初日の1月7日には、各書店で軒並み品切れ状態となり、インターネット書店では倍以上の価格で取引された。そして、二日連続の増刷が決定され、累計は4万部に達した。純文学雑誌としては、「異例中の異例」の出来事だ。3月11日には、単行本として発刊され、初版は15万冊。7月16日の時点で、累計発行部数は124万冊に達し、新人作品であるにもかかわらず、村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(2013年)の105万冊を抜いただけでなく、2003年に第130回芥川龍之介賞を最年少で受賞した綿矢りさの「蹴りたい背中」が持つ、127万冊の芥川龍作品の記録にも迫っている。


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