中国、「5G+インダストリアル・インターネット」の建設中のプロジェクトが4千件以上

中国で開催された中国5G+インダストリアル・インターネット大会2022によると、中国の「5G+インダストリアル・インターネット」は5Gの大規模商用化と産業デジタル化の新たなシンボルとして、そのイノベーションと発展が急成長の段階に入った。現時点で、中国全土で建設中の「5G+インダストリアル・インターネット」プロジェクトは4千件を超えるという。

中国にはすでに世界で最大規模の、技術的にリードしている5Gスタンドアロン（SA）ネットワークが構築されている。全国の5G基地局は222万ヶ所を超え、世界全体の60％以上を占める。すべての地級市（省と県の中間にある行政単位）と県の行政中心地の都市エリアで5Gのフルカバーがほぼ実現し、5Gユーザー数は5億2千万人を超えた。インダストリアル・インターネット識別マーク解析システムの「5+2」国家トップノードが全面的に構築され、識別マーク登録件数は累計2139億件を超え、国家トップノードが1日に解析する識別マークは1億2千万件に達し、29省（自治区・直轄市）と38の重点業界を網羅した。

工業分野における5Gの応用が生産の周辺の補助プロセスから生産の中心的制御プロセスへと加速的に進展し、工業用の5G半導体、モジュール、端末が次々に登場した。中国全土で建設中の「5G+インダストリアル・インターネット」プロジェクトは電子デバイス製造、鉄鋼、電力など10大重点業界にまたがり、遠隔デバイスのコントロール、マシンビジョンによる品質検査、無人スマート点検など数多くの典型的な応用・実践を形成し、ハイレベルの5G全接続工場を運営する複数の代表的企業を育成した。

基礎的電気通信事業者、工業企業など各種のマーケットエンティティが踏み込んだ協力を展開して、5G+インダストリアル・インターネットのビジネスモデルと発展ルートが徐々に明確になり、産業の各界でインダストリアル・インターネットを建設し応用する意識、ニーズ、能力が目に見えて高まり、複数の地域でそれぞれの産業と地域の特色を備えた5G+インダストリアル・インターネットの融合応用先導エリアの建設が加速した。5Gの医療、交通、教育など各業界への推進・拡大ペースが加速して、人工知能（AI）をはじめとする新技術の一層の成熟につながっている。（編集KS）

「人民網日本語版」2022年11月22日