「劇場版 再会長江」の完成披露試写会が東京で開催

人民網日本語版 2024年04月10日16:11

中国を拠点に多くのドキュメンタリーを撮影し続けている竹内亮監督が手掛けた映画「劇場版 再会長江」の完成披露試写会が今月7日、在日本中国大使館で開催された。呉江浩駐日大使と丁玥夫人、日中友好会館の会長代行・宮本雄二夫妻、東京国際映画祭の元チェアマン・依田巽氏など、日本の文化・芸術界の関係者や映画評論家、メディア関係者、学術・研究機関、地方の友好団体などの代表者ら約200人が参加した。人民網が報じた。

完成披露試写会ではまず、上映時間約2時間の「劇場版 再会長江」を上映。長江の雄大な自然の景色を楽しめる同作品は、ここ10年の長江沿岸の経済や社会の発展、人々の生活の変化を紹介している。同作品に登場する蔵(チベット)族の女性・茨姆(ツームー)さんは、努力を重ねて、今では民泊施設経営という夢をかなえており、その感動的な物語に、多くの人が目頭を熱くしていた。

上映が終わり、感動も冷めやらぬ中、蔵族の伝統衣装を着た茨姆さんがサプライズ登場すると、会場は大きな歓声に包まれた。その後、呉大使と竹内監督、茨姆さんでトークが行われた。竹内監督は、10年ぶりに長江を撮影して肌で感じたことや、ユニークなエピソードなどを紹介したほか、ここ10年の中国の急速な発展、激変した都市部、農村部の様子などをしみじみと語っていた。茨姆さんは、日本に来た感想を語り、「将来の夢は、民泊施設の規模を拡大し、一人でも多くの人に生まれ故郷の魅力を伝え、環境改善や経済発展を促進すること」とした。呉大使は、「再会長江」を鑑賞した感想を交えながら、茨姆さんに、「頑張って、もっと素晴らしい暮らしができるようになってほしい」と激励したほか、竹内監督には、「一つでも多くの素晴らしいドキュメンタリーを撮影し、新時代における生き生きとした中国のリアルな様子を客観的に伝えてほしい」とした。

「劇場版 再会長江」は4月12日から日本全国で順次公開されることになっている。また制作側は神奈川県の横浜中華街で2週間にわたり、「再会長江」をテーマにした写真展を開催する。茨姆さんは群馬県を訪問して、現地の人々と交流することを予定しているという。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年4月10日

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