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桂林という地名を耳にして、山水画の世界を思い浮かべる人は多いだろう。澄んだ水を湛えた川、そそり立つ奇岩群、雨に煙る素朴な民家、その間をゆっくりと渡る船。宋の詩人・王正功はその美しさを「桂林山水甲天下(桂林の山水は天下一)」と賞賛した。
漓江を下る船から見る風景はまさに「動く画廊」である。本来は平面であるはずの山水画が、リアルかつ立体的に目の前に迫る。市内とその周辺地域のあちこちに、まるでオブジェのように奇妙な形をした岩がポコポコと乱立している様(さま)に、地球の歴史の重みを感じずにはいられない。そして古代の人々が夜空に輝く星たちを動物や神話の登場人物に見立てて、名前を付けたように、岩々も「駱駝山」「象鼻山」「月亮山」など、様々な名称で呼ばれている。不思議な地形も、地元の人々にとっては、昔からそこに存在する、日常の一部だったことがうかがえる。
この一帯は3億7千万〜3億2千年万年前には、海の底にあった。堆積した石灰岩が地殻変動によって隆起し、長い年月をかけて浸食され、今のような地形になったといわれる。
初秋の桂林・陽朔バーチャルツアーにご案内したい。(1)山青(山の美しさ)(2)水秀(水の美しさ)(3)洞奇(珍しい洞窟)(4)石美(鍾乳石の美しさ)――桂林の魅力を自分の目で実際に確かめたくなったら、「山水画の世界」へのチケットをぜひ手に入れよう。今年9月1日以降、日本から中国への短期旅行者はビザ申請が不要となった。ビザ申請のためのコストと時間が節約でき、中国旅行はこれまで以上に身近な存在になったといえる。
今なら、桂林の市花・キンモクセイの季節にまだ十分間に合う。
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まさに山水画の世界
朝日を浴びる奇岩
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沙田柚(ザボン)を売る人
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鵜飼のいかだ
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