![]() |
2000.3.30 |
| 中国人権発展の50年 | ||||||||||||||||||
|
国務院新聞弁公室 一九九九年は中華人民共和国成立五十周年にあたる。半世紀いらい、中国人民は中国政府の指導のもとで、国の主人公としての姿勢で、貧困と立ち遅れをなくし、富強、民主、文明の国を建設し、人権を十分に享有するという崇高な理想を実現するため、長期にわたってたゆまず模索し、初志をまげずに奮闘し、中国の人権状況に天地をくつがえすような変化を生じさせた。 五 少数民族の平等な権利とその特殊な保護 新中国成立後、少数民族人民は漢族人民と同様、国の主人公となり、憲法および法律から与えられたすべての公民の権利を平等に享有し、同時に法によって少数民族特有の権利をも享有している。 各少数民族の国家管理に平等に参与する権利は十分保障されている。少数民族がこれまで各期の全国人民代表大会および全国政協会議の代表と委員に占めるパーセンテージは、いずれも少数民族が全国人口に占める割合を超えている。一九九八年に選出された第九期全国人民代表大会の少数民族出身の代表は一四・三七%を占め、第九期全国政治協商会議の少数民族出身の委員は一一・七%を占め、両者とも少数民族の全国人口に占める八・九%の割合をはるかに超えている。五十五の少数民族はいずれも自分たちの人民代表と政協委員を擁している。現在、全国に少数民族出身の幹部が二七〇万人余りおり、中央と地方の国家権力機関と行政機関、裁判機関、検察機関に相当数の少数民族出身の公務員がいる。 中国は少数民族が集中して居住する地区で民族区域自治制度を実施している。法律の規定によれば、各民族自治地方の人民代表大会常務委員会の主任または副主任は、区域自治を実施している民族の公民が担当し、各自治区主席、自治州州長、自治県県長は、区域自治を実施している民族の公民が担当することになっている。自治区、自治州、自治県の人民政府のその他の構成メンバーも、できるだけ区域自治を実施している民族またはその他の少数民族の公民を配属しなければならない。民族自治地方の人民代表大会は、その地の民族の政治、経済、文化の特徴にしたがって、自治条例および単行条例を制定する権限がある。一九九八年末現在、民族自治地方が制定した自治条例は計一二六件、単行条例は計二〇九件ある。民族区域自治地方は、法によって上級の国家機関に報告して承認を得たのち、民族自治地方の実状に適さない上級国家機関の決議、決定、命令、指示を臨機応変に執行し、またはその執行を停止する権限がある。民族区域自治地方はまた、法によって経済自主権、財政自主権、および教育、科学・技術、文化を自主的に発展させる権利、自民族の言語・文字を使用し発展させる権利を享有する。 一九四九年前、少数民族地区の経済、文化、社会の発展がきわめて立ち遅れ、大多数の民族地区は主に農業、牧畜業の生産に携わり、少数民族はきわめて貧しい暮らしをしていた。新中国成立後、国は特殊な政策、措置をとって、少数民族地区の経済に対し資金、技術、人材などの面から支援、扶助し、少数民族地区の経済発展と社会進歩を促した。統計によると、一九九八年、民族自治地方の工農業総生産額は一九四九年の三六億六〇〇〇万元から八五二三億五〇〇〇万元に増加した。一九九八年を一九五二年と比べると、民族自治地区の銑鉄、原炭、原油の生産量と発電量はそれぞれ九〇〇〇トン、一七八万トン、五万二〇〇〇トン、八〇〇〇万キロワット時から七〇一万七三〇〇トン、一億七五六八万六〇〇〇トン、二〇四七万二四〇〇トン、一三二一億一〇〇〇万キロワット時に増加した。一九九八年の民族自治地方の鉄道、道路、郵送ルートの総距離はそれぞれ一万七一〇〇キロ、 三七万六四〇〇キロ、一一三万五四〇〇キロに達し、一九五二年の四・五倍、一二・八倍、八・六倍であった。食糧生産量は一五八一万五〇〇〇トンから七一五〇万トンに、大家畜は二四三九万二〇〇〇頭から五五六四万七〇〇〇頭に増加した。少数民族人民の生活は大きく改善された。一九九七年、全国の民族自治地方の農民の一人当たり純収入は一六三三・一一元となり、一九八〇年の二一・五倍で、一人当たり食糧保有量は四二四・四キロとなり、一九七八年の一・五倍で、従業員の平均賃金は五五九三元となり、一九八一年の七・九倍になった。 旧中国では、少数民族の文盲率は九五%を上回り、寧夏の学齢児童の就学率はわずか一〇%で、チベットの九七%の人口が非識字者で、内蒙古には高校と中学校が一六校しかなかった。新中国成立後、少数民族地区の教育状況が根本的に改善され、少数民族人口の文盲率は約六八ポイント下がった。一九九八年、全国の民族自治地区に普通大学・高等専門学校が九四校あり、在学生数は二二万六四〇〇人、高校・中学校が一万三四六六校あり、在学生数は五二九万六四〇〇人、小学校が九万七〇四校あり、在学生数は一二四〇万九〇〇〇人に達している。現在、中国が単独で設置した民族大学と学校は、民族大学と民族学院が一二校、民族師範学校が五九校、民族職業高校が一五八校、民族高校・中学校が三五三六校、民族小学校が二万九〇六校ある。一九九〇年いらい、少数民族が集中して居住する地区の進学率は全国の平均レベルとの格差が三・七ポイントから〇・七ポイントに下がった。 少数民族のすぐれた伝統的文化は保護されている。中国の法律は、各民族は自己の言語・文字を使用し発展させる自由を有すると規定している。民族自治地方の自治機關は、職務の執行にあたって、その地で通用する一種または数種の文字を使用している。同時に通用する数種の言語・文字を使用して職務を執行する場合は、区域自治を実施している民族の言語・文字を主としてもよい。五〇年代から、中国政府は前後して、十いくつかの少数民族が一三種の民族文字を創造または改良するのを援助した。国は専門機構を設けて、全国の少数民族の古書整理活動の組織と指導にあたらせ、現在までに少数民族の古書を一二万種余り収集し、一一万種余り整理し、五〇〇〇種余りの古典書物を出版した。国は三〇〇〇人余りの専門家と学者を組織して、民族問題についての五シリーズの叢書の編集と出版を完成した。そのなかには中国少数民族略史、少数民族言語簡誌、民族自治地方概況などの叢書四〇〇種余、九〇〇〇万字余りが含まれている。中国の五十五の少数民族はいずれも文字で記録された自民族の略史を持つようになった。中国政府の設置した専門的業務機構は、少数民族の三大英雄史詩『ゲサル (格薩爾)』『ギャンゲル (江格爾)』『マナス (瑪納斯)』の収集、整理、翻訳、研究をすすめ、三大史詩の民族語版、漢語版と多種の外国語版の書物を出版し、一部の研究専門書を出版した。 国は、少数民族の飲食、葬儀、祝祭日、婚姻などの風俗習慣を尊重し、少数民族の信教の自由を尊重するとともに、各方面から特殊な政策と配慮を与えている。現在、イスラム教を信仰する少数民族大衆は一八〇〇万人余り、モスクは三万カ所余りあり、イマーム、アホン(布教師の呼び名=訳注)は四万人余りいる。そのうち新疆には八一〇万余りの信者がおり、新疆総人口の五六・三%以上を占め、宗教活動場所が二万三〇〇〇カ所あり、うちモスクが二万余カ所あり、宗教事務専従者が二万九〇〇〇人余り、宗教団体が八〇余団体ある。チベットにはチベット仏教の各種宗教活動場所が一七〇〇余カ所あり、寺院に住んでいる僧尼が四万六〇〇〇人余りいる。 旧中国では、少数民族の医療・衛生状況が非常に立ち遅れ、風土病、伝染病が流行し、人口が激減した。新中国成立後、少数民族地区の医療・衛生状況が大きく改善されて、人口は急速に増加し、健康水準も大幅に向上した。統計では、一九九八年を一九四九年と比べると、全国の民族自治地方の医療・衛生機構は三六一カ所から一万六七二四カ所に、ベッド数は三三一〇床から三九万二六七一床に、医療・衛生関係者は三五三一人から六〇万五二五五人に増えた。一九九八年、チベット自治区だけでも医療・衛生機構が一三〇〇余カ所あり、一九五九年の二一倍になり、ベッド数は六七〇〇床余りで、一九五九年の一七・六倍に増えた。一九五三年の全国第一次国勢調査の時、少数民族の人口はわずか三四〇一万三〇〇〇人であったが、一九九五年の全国人口一%のサンプリング調査の統計によれば、少数民族の人口は一億八四六万人に達した。少数民族地区の人口死亡率と乳児死亡率は持続的に下がっている。チベット自治区を例にとると、一九九八年のチベットの妊産婦死亡率は一九五九年の五%から〇・七%に、乳児死亡率は四三%から三・六七七%に下がっている。チベット人口の平均寿命は一九四九年前の三六歳から現在の六五歳前後に延びている。 |
info@peopledaily.co.jp
Copyright(C) People's Daily