世界平和フォーラム開幕 李源潮副主席が式辞
第2回世界平和フォーラムが27日に清華大学で行なわれた。李源潮国家副主席は開幕式で「平和、発展、協力、ウィンウィンは歴史の進歩の潮流と各国の人々共通の願いに合致する。各国は心を合わせて平和を求め、手を携えて安全を促進し、試練に共同で対処し、人類の平和・発展事業を推進すべきだ」と指摘した。
李副主席は開幕式の前に、フォーラムに出席するシエラレオネのコロマ大統領、スリナムのボータッセ大統領、およびマレーシア、パキスタン、フランス、日本、米国、EUなど各国の元政府要人と会談した。
「平和フォーラム」は中国が開催する初の非政府ハイレベル安全保障フォーラム。今回のテーマは「世界の変革の中での国際安全保障:平和、発展、イノベーション」で、開幕式には80カ国余りの専門家、学者、中国駐在の外交官など500人近くが出席した。フォーラム主席の唐家セン氏が開幕式の司会を務めた。
李副主席は「平和は世界の人々にとって第一の必要であり、中国国民にとっても第一の必要だ。平和がなければ、いかなる建設事業も話しようがない。世界各国は平和共存し、平和的方法で紛争や衝突を解決し、協力して地域と世界の平和を守るべきだ。中国は平和的発展の道を歩み続ける平和国家だ。各国がみな平和的発展の道を歩み、共に人類の平和と発展に広大な将来性を切り開くことを希望する」と述べた。
また「安全保障問題は世界の平和が抱える重大な試練だ。各国は平和が安全を生み、発展が安全を生み、協力が安全を生み、ウィンウィンが安全を生むという新たな理念を確立し、摩擦や紛争の平和的対話による解決を堅持し、国際協力を強化して安全保障上の試練に対処し、共同発展によって安全保障上のリスクを根本から取り除き、互恵・ウィンウィンを堅持し、世界の長期的平和と共同繁栄の促進に努力すべきだ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月28日