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中国人研究者 B型肝炎ウイルスの受容体を初発見

【中日対訳】

 B型肝炎ウイルス(HBV)およびそれに寄生するD型肝炎ウイルス(HDV) は、細胞表面の「受容体」と結合することで宿主細胞に侵入し、感染する。ゆえに、この受容体を明らかにすれば、B型肝炎の感染メカニズム研究に役立ち、感染および関連疾病の治療ターゲットを絞ることができる。この難題はこれまで数十年にわたって未解決のままだったが、北京生命科学研究所の李文輝博士を筆頭とする研究チームが数年間の研究の末、ついにこの受容体を発見した。人民日報が伝えた。

 同研究チームの「タウロコール酸ナトリウム共輸送体ポリペプチドがB型肝炎ウイルスおよびD型肝炎ウイルスの機能的受容体である」と題する研究成果は、生命科学・生物医学分野のオープンアクセス誌「eLife」に発表された。

 この発見は、世界の医学界にセンセーションを巻き起こした。B型肝炎ウイルス研究を専門とするドイツハイデルベルク大学教授のStephen Urban氏は「この研究成果はHBV研究に対して大きな影響を及ぼす。HBV分野の既存の研究モデルを変えるものであり、将来的にB型肝炎の新薬開発が促進されるだろう」と語る。(編集SN)

 「人民網日本語版」2012年11月15日 

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