携帯・固定電話の実名登録制　意見募集を開始

　「電気通信・インターネット利用者の個人情報保護規定」、「電話利用者の実際身分情報登録規定」（以下、同規定）の意見募集が4月10日より開始する。人民日報が伝えた。

　同規定は、電気通信事業者、インターネット情報サービス提供者が、サービスを提供する際に収集・使用した利用者の個人情報の安全に対して、責任を負うよう明記した。規定に違反した場合、電気通信管理機関がその職権に基づき、期限付きの業務改善命令を出し警告し、その違反の状況に応じて1万元以内もしくは1万元以上3万元以内の罰金を科すことができる。関係する個人の犯罪が成立する場合、法に基づき刑事責任を追究する。

　同規定は、電気通信事業者は利用者の固定電話・携帯電話（ワイヤレスLANカードを含む）などのネット接続手続きを行い、利用者と契約を締結する又はサービス提供を確認する際に、利用者から提供された実際の身分情報を登録することを提起。電気通信管理機関およびその職員は、監督検査の過程において知り得た電話利用者の実際の身分情報の機密を保持し、漏洩・改ざん・破壊をしてはならず、販売もしくは他者に提供することもできない。規定に違反した場合、電気通信管理機関はその職権に基づき、期限付きの業務改善命令を出し警告し、1万元以上3万元以内の罰金を科すことができる。

　中国工業情報化部の関係者は、「同規定の発表後、詳細かつ操作性の高い細則を発表する」と語った。（編集YF）

　「人民網日本語版」2013年4月12日