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名作「天空の城ラピュタ」の製作は「借金返済」のため

人民網日本語版 2014年09月26日15:02

スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫氏が23日、都内で行われた「風立ちぬ/かぐや姫の物語」ブルーレイ&DVD発売記念公開特別対談イベントに出席。昨年、日本アニメ界の巨匠・宮崎駿監督が「風立ちぬ」を最後に長編アニメ製作からの引退を表明したことに言及した際、映画「天空の城ラピュタ」(1986年)は「借金返済」のために製作し、予想外に大ヒットしたことを明かした。中国新聞網が台湾紙「中国時報」を引用して報じた。

鈴木氏は宮崎監督とタッグを組み、「風の谷のナウシカ」(84年)を製作したが、宮崎監督から「つらい。(映画を作る上で)仲間に言いたいことを言わないといけない。作品はできたけど、色んな友達を失った。アニメーターに戻りたい」と相談を受けたものの、同作品が大ヒット。宮崎監督の手元に6000万円の大金が舞い込み、想像以上の収入に宮崎監督は、鈴木氏に使い道の相談をしたという。

相談を受けた鈴木氏は、「当時、高畑勲監督がドキュメンタリー映画を作っていたため、それに出資しよう」と提案したものの、製作途中で6000万円を「使い切り」、宮崎監督は「どうしよう」と困惑。鈴木氏が第2作の製作を持ちかけ「天空の城ラピュタ」の誕生に繋がったという。鈴木氏によると、「宮崎監督は即断即決で、5分後には『ラピュタ』のアイデアを話した」。鈴木氏は、「高畑監督が期間内に映画を作っていたら『ラピュタ』の誕生はなかった」と笑いながら振り返った(編集KN)

「人民網日本語版」2014年9月26日

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