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中国人科学者、神経再生コラーゲン足場を開発

人民網日本語版 2015年01月19日11:20

中国科学院が発表した情報によると、世界初の神経再生コラーゲン足場間充織幹細胞による脊髄損傷手術が1月16日に完了した。これは世界最新の脊髄損傷治療法が、生物実験から臨床研究の段階に入ったことを意味する。科技日報が伝えた。

中国科学院遺伝・発育生物学研究所の戴建武氏が率いる再生医療研究チームは10数年間の取り組みにより、コラーゲンタンパク質による神経再生足場を作成し、脊髄の神経再生に向け環境を整えた。同研究チームは1月16日に臨床医学家と協力し、中国武装警察脳科学病院で世界初の同手術を完了した。

戴氏によると、コラーゲンタンパク質は細胞外基質の主要成分であり、高い生体適合性を持ち、組織損傷修復足場の理想的な材料とされている。戴氏は、「チームは2003年より、再生コラーゲン足場の材料の研究開発を続けており、脊髄損傷修復に適した神経再生コラーゲン足場を作成した。これは増殖因子もしくは間充織幹細胞と結合することで、機能性材料になることができる。チームはさらに、ラットや犬の脊椎損傷の修復促進に関する生物実験・研究を行った」と説明した。同チームはビーグルの長期的な観察・試験において、神経再生コラーゲン足場とその機能化形式が、起立や歩行を含む動物の運動機能の回復を効果的に促進することが明らかになった。この世界でも先進的な科学研究成果は、脊椎損傷修復の臨床研究の科学的な基礎を固めた。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年1月19日

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