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中国深海油田掘削技術、画期的な進展を実現

人民網日本語版 2015年05月05日14:31

イメージ図

中国海洋石油総公司が3日に発表した情報によると、同社が独自に開発したロータリー・ステアリング・システム「Welleader」、掘削中検層 (LWD) システム「Drilog」がこのほど、渤海の某油田における海上作業を完了した。これは、中国が油ガス田の傾斜掘削および掘削中検層技術で海外の独占を打破し、クラスター油ガス田および複雑な油ガス層の開発の需要を自力で満たしたことを意味し、国内油ガス田開発のコストが大幅に削減される見通しだ。人民日報が伝えた。

傾斜掘削は一般的な掘削作業と異なり、ドリルを目的の層に直接向けるのではなく、事前に設定した角度により深層を掘削し、地下数千メートルの「ターゲット」に命中させる必要がある。ロータリー・ステアリング・システムは地下数千メートルでの作業が可能だが、これには掘削中検層システムによる「ナビゲーション」が必要だ。同システムは掘削中の地質データを地上に伝送し、作業員はリアルタイムで情報処理と命令の伝達を行う。これは地下設備に「千里眼」を取り付けるようなものだ。両システムの協力により、全面的な傾斜・ロータリー掘削が可能で、掘削方向をリアルタイムで調節し、地下の環境データを測定できる。作業効率を大幅に高め、プロジェクトのリスクを回避できる。これは超深海、水平井、大偏距坑井などの難易度の高い傾斜掘削作業の切り札となる。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年5月5日

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