北車が20日に上場廃止　1：1.1で南車株に交換

中国南車と中国北車の合併は17日、また一つ新たな進展を迎えた。中国北車は同日夜、「A株株式の上場終了に関する公告」と「企業のH株株式およびA株株式の同日上場終了に関する公告」を発表した。中国経済網が伝えた。

「上海証券取引所株式上場規則」第14.4.12条の規定により、「上海証券取引所は企業が株式の上場廃止の決定を公告した日から5営業日以内に、当該企業の株式を上場廃止にし、企業の株式は上場を終了する」ことになっている。この規則に基づき、上海証券取引所は2015年5月20日に北車のA株株式を上場廃止とし、北車はA株株式の上場を終了する。

香港連合取引所も北車のH株株式の香港での上場取り消しを承認しており、2015年5月20日午後4時に発効することになっている。

また南車も今月17日に「このたびの合併における株式交換の実施に関する公告」を発表した。それによると、今回の合併を受けた株式交換の実施による株式登録日は2015年5月20日で、この日の市場が閉まった後、北車のA株株主が保有する北車のA株は1対1.1比率で南車のA株と交換することになる。つまり北車のA株1株を南車のA株1.1株と交換できるのだ。

公告によると、北車のA株株式の上場終了後、北車のA株株主が上場終了までに受け取らなかった現金配当については、引き続き中国証券登記結算有限責任公司上海支社に委託して支払うという。

アナリストは、「中国の高速鉄道の海外での注目がますます高まる今、『両車』の合併は中国高速鉄道が『海外進出の身支度を整える』上でプラスになる」との見方を示す。（編集KS）

「人民網日本語版」2015年5月18日