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英国、エリート職に就くエスニック・マイノリティーのうち中国系が2位

人民網日本語版 2015年05月21日14:34

英国が2011年に実施した国勢調査を分析したところ、一般の白人英国人より、エスニック・マイノリティーのほうが、エリートになり、管理職に就く可能性が高いことが分かった。医師、弁護士、公務員、管理職(Class 1)などに従事している人のうち、インド系が最も多く全体の15.4%を占めた。2番目に多かったのは中国系で12.8%だった。中国新聞網が欧州の華字紙「星島日報」の報道を引用して報じた。

エリート職8種や企業の幹部では、エスニック・マイノリティーが全体の10.3%を占めた。一方、白人英国人は9.8%にとどまった。最も多かったのはインド系(15.4%)で、2番目は中国系(12.8%)。

一方、学生を人口統計から除くと、エリート職に就いている人のうち最も多いのは中国系で19.1%。2位がインド系の17.8%となる。中国系とインド系のエリート職に就く人の数は、白人英国人の約2倍だ。

英国の人権団体「平等と人権コミッション」の前会長であるTrevor Phillips氏は同統計を歓迎し、「現代英国、人材バンクの多様性を示している」とした上で、「中国系やインド系のエスニック・マイノリティーは優秀であるものの、多くのエスニック・マイノリティーが偏見や失敗の経験のために、代々厳しい現実に直面し、なかなか発展できていない」と警告。「例えば、エリート職に就いている人のうち、パキスタン系は6.6%、バングラディッシュ系は4.2%、アフリカ系の黒人が7.5%、カリブ系の黒人が6.2%にとどまっている。一方、ハーフの割合は10.3%と比較的多い」と指摘している。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年5月21日  

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