六中全会

世界で最も豊かな「農家」10人、半分が中国に

人民網日本語版 2021年12月01日13:47

農家と言えば、苦労して農作業をする姿を思い浮かべる人が多いだろう。しかし現代の世界では、農業技術や革新的経営によって非常に豊かになった農家もいる。米経済誌「フォーブス」が選ぶ世界長者番付を見ると、農業従事者の上位10人のうち、5人が中国人、2人が米国人で、残りはサウジアラビア、ロシア、チェコの農業従事者それぞれ1人だった。

純資産が13億ドル(1ドルは約113.4円)に上る鮑洪星さんは上位10人のうちの第10位だった。江西省で中国最大の民間農業会社の一つを経営する鮑さんは、江西農業大学を卒業した後、農業の世界でさまざまな仕事を経験してきた。今の会社は豚の飼料生産、養豚、倉庫保管サービス、動物用飼料・穀物貿易を業務とする。

第9位の傅光明さんは福建聖農発展股份有限公司の責任者で、資産額は15億ドルに上る。家禽産業から身を起こし、その会社は今やケンタッキーフライドチキン中国法人に鶏肉を提供するサプライヤーだ。

第8位の秦英林さんは中国の農業大手の牧原食品股份有限公司を率いており、同社は秦さんが20億ドルの純資産を積み上げるのをバックアップした。というのも、同社は中国最大の養豚企業であり、世界最大の豚肉市場の主要サプライヤーだからだ。秦さんは河南農業大学の卒業生で、1992年に22頭の豚から自分の事業をスタートした。

第2位の劉永好さんは新希望集団有限公司の責任者で、この世界的な養豚業と牧畜業の会社を管理する立場にある。永好さんと家族の純資産は46億ドルに上り、畜産業の頂点に立っている。

第1位の劉永行さんは劉永好さんの兄だ。純資産66億ドルで世界の最も豊かな農家たちのトップに立った。永行さんは1980年代に兄弟たちとともに希望集団を設立。90年代初めに兄弟が分社化すると、自分の会社の東方希望集団を設立した。同集団は豚、鶏、アヒル、魚などの動物用飼料を専門に生産している。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年12月1日

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