上海海昌海洋公園、自動運転遊覧車をテスト運営

人民網日本語版 2023年08月14日15:25
上海海昌海洋公園、自動運転遊覧車をテスト運営

地下鉄駅を出て自動運転タクシーを呼び、バス停で自動路線シャトルバスを選び、景勝地で自動運転マイクロバスに乗り観光スポット間を移動し、さらには無人販売車が自ら水を売りに来ることも……。上海海昌海洋公園は11日、公園自動運転観光バスのテスト運営を開始した。新華網が伝えた。

エリア内の自動運転マイクロバスはデザインがシンプルで、ドアがバスの中間部分に位置し、左右両側にそれぞれ一列の椅子が並び、6人乗りで、車内は広々とし、運転席さえ見られず、ハンドルもない。マイクロバスの走行の全過程において1人の安全オペレーターが乗車する。ドアの裏側のボタンを押すとドアが自動で閉じられ、ドアと向き合う大型ディスプレイに今回の走行ルート、車外の温度、バスの電池残量が表示される。観光客が座った後にバスがゆっくり動き出す。走行の全過程が安定的で、バス停に着くとドアが自動で開き、音声で観光客に乗下車を促す。

上海海昌海洋公園が明かしたところによると、上海市第1弾・21ヶ所のデジタル景勝地として、今回、複数者からの資源協力という優位性を元に、スマート移動、人々に利益をもたらすテクノロジー、スマート景勝地のソリューションを提供している。園内では自動運転車と小売車がテーマパークに入り、短距離遊覧の便利なサービスを提供するとともに、園内の人の流れに基づき、監視センターにより自動販売車を遠隔操作で配置する。公園を散策しながら自動運転車に乗り、リアルなハイテクを体験するのも独特な体験となる。園外では行政が連携して配置する自動運転路線バスと自動運転タクシーを契機に、地下鉄から園内までの走行路線を協同で計画し、観光客の移動と乗り継ぎの需要を満たすようにしている。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年8月14日

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