青海省の牧畜民たちをサポートする木里草原の「移動交番」

人民網日本語版 2023年08月25日14:29
青海省の牧畜民たちをサポートする木里草原の「移動交番」
剛察県公安局城関派出所の夏季「移動交番」(写真提供・青海省海北蔵族自治州公安局)。

青海湖の北岸に位置することから「海辺のチベット都市」と呼ばれる青海省海北蔵(チベット)族自治州剛察(カンツァ)県の8月は1年で最も美しい時節となる。木里(ミリ)大草原では、牧畜民が牛羊を追い立てながら牧場の移動を進めている。中国新聞網が伝えた。

青海省の牧畜民たちは、地域的特性や民族風習、生活習慣などの理由から、毎年夏になると、生活用品を携え、家畜を追い立て、豊かな水と草がある百キロ以上離れた夏の牧草地に移動する。

剛察県公安局は、遠くて分散しており、移動が難しいといった夏の牧草地をめぐる問題を解決し、牧畜民の個人的利益を保護するために、毎年、牧畜民の「夏の引っ越し」シーズンになると、彼らの移動の全行程を護衛する。そしてその移動中に「移動交番」となり、治安パトロールや戸籍関連サービス、緊急救援、トラブル解決、法律問題PRなど各業務をこなしていく。これにより、僻地における基層業務が手薄となっている欠点が補われ、牧畜民たちが困ったときにはいつでも警察に援助を求め、すぐに対応してもらえるようになっている。(編集KM)

「人民網日本語版」2023年8月25日

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