中国、70のジュネーブ国際発明展金賞を獲得

人民網日本語版 2024年04月22日15:15

第49回ジュネーブ国際発明展が21日、スイスのジュネーブで閉幕した。中国代表団は197件の発明を出展し、計70の金賞と97の銀賞を獲得した。新華社が伝えた。

中国科学技術大学地球・宇宙科学学院の「大気マルチパラメータ観測光量子レーザーレーダー」プロジェクトが金賞を獲得した上、今回の発明展の特別賞の一つである「ジュネーブ共和国・州政府賞」も受賞した。同プロジェクトは3000mの観測半径内の二酸化炭素濃度、エアロゲル濃度、大気風速場の高精度観測を同時に実現でき、気象・環境保護分野のデジタル化・細分化の水準を大幅に向上させる。

中国電力科学研究院は電力系統の発電・送電・配電・利用の各部分を含む6件の出展プロジェクトで、5つの金賞と1つの銀賞を獲得し、中国国家電網公司の新型電力系統及びデジタル・スマート化電力網強化のイノベーションの成果と強力な科学研究力を示した。

天津(浜海)人工知能イノベーションセンターが研究開発した特別用途の音声・動画融合スマートイヤホンが金賞を受賞しただけでなく、特別賞も受賞した。この発明は静寂と高騒音の特殊作業環境における音声交流の需要を満たし、公安・緊急消火、テロ対策などの分野で幅広い市場と応用の見通しがある。

ジュネーブ国際発明展は1970年代に創設され、世界で開催の歴史が最も長く規模が最も大きい発明展の一つだ。今年の発明展には世界各地の計1000件以上の発明が展示された。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年4月22日

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