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知力不足を暴力で補う国産アニメ  (2)

 「良い人と悪い人が互いに罵りあい、殴りあう」。このような簡略化された物語と構造はある意味「知力不足を、暴力で補っている」ものであり、少年児童やアニメチャンネルの模範的アニメにすべきではない。また、力ずくで物を手に入れることを描いたシーンが多すぎる上に、アニメのほぼ大半の時間がその描写に当てられている。明らかなのは、アニメの種類は決してこれだけではないし、優秀なアニメは科学の普及や思考の訓練をもたらす上、情操教育といった側面もあるということだ。例えば、海外では、「一休さん」や、国内では「大耳朶図図」(大きな耳の図図)などのアニメが挙げられる。ただ残念なのは、「喜羊羊と灰太狼」や「熊出没」など、「アニメの中の戦争物」に比べると、こういった知力向上に有益なタイプのアニメが少なすぎることだ。

 ここから見て、暴力アニメに対して手を加え、削除・再編集することは確かに必要かつ重要なことではあるが、それよりも増して重要なのは少年児童、アニメチャンネルの放送内容を調整することだ。児童教育の視点からスタートし、科学的に各種アニメの論理的な比重を把握して、少年児童やアニメチャンネルの放送基準を作るべきだ。また、同時にアニメ製作会社を奨励・激励してより多くの非暴力的なアニメを放送し、子供たちのIQ(知能指数)やEQ(情動指数)、AQ(アートクオリティ)を高めるべきだ。羊と狼、人と熊の戦いといった「戦争」はすでに余りにも頻繁に描かれすぎており、少しでも早く「軍備縮小し、撤退する」べきである。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2013年10月21日

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