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中国サッカーは収穫をしっかりと活用すべき

 サッカーの東アジアカップで男女の中国代表のプレーと成績が大変注目された。肯定的な声が主流で、これは長年滅多になかったことだ。余りにも多くの不愉快な出来事、迷惑、面倒の後に、このような喜びを得られたことについては、やはり懸命に粘り強く奮闘努力した選手たちに最も感謝すべきだろう。

 元々は東アジア地域のサッカー交流を深めるためだけに始まった大会であり、重要か重要でないかのカギは参加側の態度と目的にある。世界ランキングで中国は最下位だ。「東アジアカップは4強の争いとはいえず、3強と中国の1弱だ」とからかう人もいる。だが結果を見ると、中国は本当は弱くなかった。

 どの国も慌ただしく編成した、十分な調整を行なっていないチームであり、どの国にとってより有利とは言えない。順位がどうあろうと、各々に収穫がある。そしてこの収穫は成績に完全に反映されるものではない。各チームともに新人を積極的に鍛え、より多くの選手に大会経験を積ませた。中国チームも試合ごとに陣容を変えた。この点は弱小チームには見えない。

 中国チームの収穫は第1に中国サッカーの国内外でのイメージへの改善作用、第2に中国サッカーの改革発展への推進作用、第3に青少年サッカーへの先導作用だ。こうしたプラスの作用はいずれも戦略的収穫であり、その意義は大会の順位という戦役的収穫を遙かに上回る。現在必要なのは、各々性質の異なる収穫を、各々異なる方法で総括し、活用することだ。例えば中国チームのプレーはカマーチョ前監督の招聘タイミング、契約、管理監督、評価に過ちがあり、国内コーチの育成にも過ちがあり、女子サッカーのインフラがマイナス状態にあり、サッカー発展への取り組みがバランスがとれておらず、サッカー資源の発掘や配置など計画上も客観的法則に十分に沿っていなかったことを改めて証明した。大会が終わったからといって、こうした状況が一変するわけではない。

 戦役的収穫は一時の興奮をもたらし、戦略的収穫は繰り返し考えることを必要とする。東アジアカップに実は新たな発見はなく、新たな証明を得ただけだ。戦略面の偏った過ちの再発を防ぐのは今だ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年7月31日

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