2014年3月18日  
 

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「赤い疑惑」の宇津井健死去 中国でも高い人気

 2014年03月18日16:53
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宇津井健

 中日国交正常化に伴い、日本のドラマやアニメが中国で放送されるようになった頃、山口百恵主演の日本ドラマ「赤い疑惑」(中国名:血疑)が、多くの中国の人々を感動させた。中国の無数の人々がヒロイン幸子の病状を気に掛ける一方、宇津井健演じるクールな外見に反する慈愛に満ちた「良き父親」のイメージが視聴者から高い人気を博した。中国人にとってなじみ深いこの父親・大島茂役を演じた日本のベテラン俳優、宇津井健がこのほど病気のため亡くなった。享年83歳。人民網が伝えた。

 日本のメディアが宇津井健死去のニュースを伝えた数時間後、宇津井健の家族は15日未明に初のコメントをメディアに発表した。それによると、宇津井健は14日午後6時5分に慢性呼吸不全のため亡くなり、最後は家族に見守られて息を引き取ったという。宇津井健は、1年ほど前から肺気腫を患い、数回手術を受けていたため、自身の健康状態をよく理解していたが、亡くなる直前までいつもと変わらない前向きな様子を見せていたという。

 宇津井健と山口百恵、三浦友和が共演したドラマ「赤い疑惑」(1975年)は、日中平和友好条約が締結された後、中国で放送されて一躍大ブームを引き起こし、当時中国人の間で最も人気のドラマとなった。80年代に中国で放送された日本の映画・ドラマの中で、中国の人々が最もかっこいいと評した2大中年俳優が、映画「君よ憤怒の河を渉れ」(中国名:追捕/1976)の高倉健と宇津井健だった。

 1984年に「赤い疑惑」が中国で放送されるやいなや、たちまち大人気となった宇津井健は、その後中国に招かれ、当時の中国指導部と接見したり、中国中央テレビ局(CCTV)の番組に出演したりして大きな話題を呼んだ。当時の中国側の歓迎ぶりや宇津井健の人気はめったに見られないほどのレベルだった。

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