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安倍政権は「短命」に終わらぬ可能性 (3)



 ■「安倍ドクトリン」が間もなく登場する

 近年日本の国会は衆参両院を異なる政党が支配する「ねじれ国会」の状態をしばしば呈し、様々な政策決定や法案が頓挫して、民衆の不満を招いてきた。「ねじれ国会」の現状を解消し、安定政権が樹立されることを日本社会は一致して期待している。

 「安倍氏の率いる自民党が圧勝し、参議院を支配することができれば、安倍政権は『ねじれ国会』の『呪い』を打破し、2-3年の長期政権となって、全ての政策を推し進めることとなる。自民党が圧勝できなかったり、数議席伸ばすだけで『ねじれ国会』を解消できなければ、安倍政権は自民党内で求心力を失い、退陣を迫られる。このため安倍氏の率いる自民党にとって、7月21日の参院選は負けることのできない選挙だ。そしてその勝利は圧勝でなければならない」と厖氏は指摘する。

 現在の状況を見ると、安倍氏が「圧勝」を収めるのは決して難しいことではない。甘利明経済財政相はこのほど、安倍首相は内閣の機能を強化し、経済改革を推進するため、参院選後に内閣を改造するとの見方を示した。

 厖氏によると、安倍氏が首相の権力を完全に固めた時が「安倍ドクトリン」が形を整え始める時でもあり、「アベノミクス」は安倍氏を盛り立てるために安倍氏自身およびそのブレーンが操った手練手管に過ぎない。参議院を押さえれば、「アベノミクス」も政治的使命を一応果たしたことになる。その後、「安倍ドクトリン」が登場すると考えられる。「安倍ドクトリン」は経済、政治、外交、さらには軍事を含む一揃いの政策綱領だ。「安倍ドクトリン」の第1の目的は安倍内閣を小泉純一郎内閣に続く第2の長期政権とすること、第2の目的は「安倍ドクトリン」の導きの下で日本を経済的苦境から脱却させ、集団的自衛権を行使し、海外に派兵することのできる強大な国家にすることだ。また、安倍氏を「傑出した首相」「歴史に名を残す」首相として描き出すものである。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年6月25日
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