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朝鮮が高い水準の核実験を行うと宣言 各国の反応

 朝鮮中央通信によると朝鮮国防委員会は24日に声明を発表し、朝鮮半島の非核化の議論はもうせず、各種の衛星と長距離ロケットの打ち上げ、および高い水準の核実験を継続すると宣言した。

 声明は国連安保理のあらゆる対朝決議を全面的に退けると表明。「衛星打ち上げは朝鮮の自主的権利であり、国際法で広く認められた主権の合法的行使だ。朝鮮は平和的な人工衛星をさらに宇宙に打ち上げ続ける」「米国の非核化を含む全世界の非核化が徹底的に先に推し進められた場合のみ、朝鮮半島の非核化があり、朝鮮の平和と安全が保障されうる。こうした状況の下、朝鮮は6カ国協議と『2005年9月19日の共同声明』がもはや存在しないことを世界に宣言する。今後は、たとえ朝鮮半島を含む地域の平和と安全の保障を旨とする対話や協議があったとしても、朝鮮半島の非核化を討論する対話はもうないであろう」「朝鮮は『全面対決戦』を繰り広げる国家の自主権を守るため、引き続き各種の衛星と長距離ロケットを打ち上げ、高い水準の核実験を行う。いずれも米国を狙ったものとなる」とした。

 これについて中国外交部(外務省)の洪磊報道官は24日の定例記者会見で「朝鮮半島の平和と安定の維持、朝鮮半島の非核化は各国共通の利益だ。現在の朝鮮半島情勢は複雑かつ敏感だ。関係各国は共に冷静さを保ち、言動を慎み、地域情勢の緊張のエスカレートを招きうる措置を取らないでもらいたい」と表明。「中国は朝鮮半島の非核化を実現し、朝鮮半島の平和と安定の維持に各国が共同で努力すべきだと一貫して主張している」と表明した。

 また「6カ国協議はこうした目標の実現を促す効果的な枠組みだと中国は考えている。各国は6カ国協議の枠組みで接触を強化し、相互信頼を深め、関係を改善し、摩擦を解消し、各国の懸念を全面的、均衡的に解決し、『2005年9月19日の共同声明』で定められた各目標を的確に実行に移し、朝鮮半島の非核化プロセスを推進し、朝鮮半島の平和と安定を共に守るべきだ。中国は国際社会と共に、この目標の実現に向けてたゆまず努力することを望んでいる」と述べた。

 朝鮮外交通商省の趙泰永報道官は24日「韓国政府として朝鮮国防委員会の声明は非常に遺憾だ。韓国は朝鮮に対し、国際社会の持続的警告に耳を傾け、核実験を含む挑発的行為に出ないよう重ねて強く促す」と表明。6カ国協議の米首席代表を務めるデービース朝鮮担当特別代表の訪韓については、国連安保理の第2087号決議、朝鮮半島情勢、今後の対朝政策について意見交換したことを明らかにした。

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