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北京、ナンバー抽選参加のため教習所に通う高齢者増加

 2014年05月13日14:09
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北京、ナンバー抽選参加のため教習所に通う高齢者増加

 北京の自動車教習所では最近、若者に混ざって運転免許取得を目指す高齢者の姿が増加している。しかし、それら高齢者が免許を取得する目的は、ほとんどが車を運転するためではなく、自動車のナンバープレート取得のための抽選でなかなか当選できない子供の代わりに抽選に参加するためだ。北京では現在、渋滞対策のため、自動車のナンバープレート発行を抽選制にしている。北京晨報が報じた。

 大興区にある自動車教習所の王教官は、「以前教習を受けにくるのは若者ばかりだったが、今は確かに50-60歳の人もいる。今では15人に1人が高齢者。高齢者の9割が、ナンバープレート取得の抽選のため」と明かす。

 同教習所に通う李さん(男性、62)は、「年も取ったし、路線バスも混雑している。息子が車を買えば、週末に家族みんなで遊びに出掛けたり、私と妻が病院に行ったりするのにとても便利」と、息子が車を買うことを待ち望んでいるものの、抽選になかなか当選できないという。そのため、まだ元気な李さんが免許を取り、抽選に参加することにしたという。

 妊婦の娘を持つある女性(57)も、「うちに車がないから、娘の検査や出産後の世話などが不便。娘夫婦は、2年間も抽選に参加し続けているが、まだ当選していない。それに、今年から、抽選が2カ月に1度に減った。抽選に参加するためには、免許を取得するしかない」と語った。筆者がほかにも同教習所に通う高齢者7人に聞いてみると、1人が「自分が運転する」、1人が「孫の送り迎え」と答え、他の5人はいずれも「子供のために抽選に参加するため」と答えた。

 王教官によると、試験の時、高齢者は抽選に参加するためと分かっているので、気も楽で、そんなに厳しく採点もしない教官もいるという。

 王教官は、「抽選に参加するためなら、高齢者はオートマチック限定免許の取得を選べば、手間が省け、試験にも通りやすい。70歳以下なら免許を取得できるが、高齢者はやはり力相応のことをしなければならない」と呼び掛けている。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年5月13日

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