2014年5月5日  
 

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新しいトヨタ、個性化でデザインに迷いも (2)

 2014年05月05日08:13
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 レビンとカローラは、トヨタの北京モーターショーにおける主力車種だ。両車種はキーンルックと呼ばれるシャープな外観を採用した。トヨタのこの新しい風格は、新型RAV4、新型ヴィオス、新型ヤリスによって中国人消費者に知られている。小型化し細長くなったフロントグリル、よりシャープでスポーティーになったヘッドライト、開口を強調する台形のバンパーなどが特徴的だ。これらの要素を組み合わせると、新しいトヨタの若返ったファミリーの特徴が形成される。トヨタのこれまでの「ミスがなければ成功」という製造哲学と比べ、キーンルックは消費者の若年化・個性化の流れに順応した。しかし控えめで含蓄に富むデザイナーが大胆に中庸の風格を投げ捨て、若者向けのスポーティーで刺激的なデザインを形成すると、往々にして、程を把握できずやりすぎてしまう問題が生じる。デザインと調和の面で、新しいトヨタに対しては毀誉褒貶さまざまな反応が見られる。極端から極端に飛び移ったトヨタは、必要であった「個性」を手にしたが、かつての優雅さと精巧さを失った。またその他の展示ブースには、トヨタのようなデザイン面の「溝」は存在しない。量産化に近づいているVWのコンセプトカー「NMC」、ヒュンダイのコンセプトカー「ix25」、国産化を間近に控えたベンツCクラスとジープ・レネゲート、中国の新ブランド「観致」のすべてが、ファッショナブルな活力とブランドの個性を調和的に融合しており、トヨタのようなもつれや迷いは見られない。

 トヨタの迷いは外観だけではなく、車内にも蔓延している。レビンとカローラの中央制御パネルは、自動車修理工場で後付したように見える。日本車が最も得意とする細やかな製造技術の面でも、トヨタは低迷の兆しを見せており、同じ価格帯の中で強みを失っている。

 強いトヨタは一時的にインスピレーションと方向性を失ってしまったのだろうか?この状況は、それほど楽観視できない。デザインは文化の縮図であり、どれほど才能豊かなデザイナーもその文化から離れ独立して存在することはできない。日本の近年の音楽・映画・テレビドラマなどの、世界の文化に対する衝撃と影響力を見れば、同じく曲線を描き低下していることが分かる。その一方で、中国と韓国の影響力が日増しに強化されている。文化は直接的な原因ではないが、日本車のデザインがますますおかしくなり、競争者に追い越されていることを側面から説明できる。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年5月4日

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