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薬局で粉ミルク販売へ「即効性」は期待できない

 長らく待たれてきた薬局での粉ミルク販売が、ついに実質的な一歩を踏み出すことになり、北京市のテスト薬局5店舗で26日、自動販売機による粉ミルク販売が試験的にスタートした。年内にテスト薬局を200店舗に増やし、来年6月からは全国規模でテスト販売を行う予定だ。「京華時報」が伝えた。

 薬局での粉ミルク販売というスタイルは中国では新しいものだが、フランスなどの欧州諸国では薬局で乳幼児用粉ミルクが販売され、スーパーで粉ミルクを販売する場合は薬局を通して製品を仕入れることになっており、薬局での粉ミルク販売は「国際的なモデル」だといえる。たがテスト販売のスタート当初の情況をみると、中味にそれほど新しさがあるわけではない。

 ある関係者の説明によると、テスト販売される粉ミルクはスーパーで売られているのと同じものだ。つまり、薬局での粉ミルク取り扱い開始の意味は、販売ルートが一つ増えたということに過ぎない。実際、今回の動きはスーパーに粉ミルク自販機を設置するのとそれほど変わらないものだ。粉ミルクの安全性ということを考えれば、薬局で取り扱う粉ミルクは安全な感じがするというだけのことで、心理的な安心感やイメージを与えるに過ぎないという。

 中国製粉ミルクが深刻な状況にあり、生産や監督管理の段階に問題があることは明らかだ。今行っているのは流通段階と販売段階の改革に過ぎず、面倒な部分を避けて取り組みやすいところから手をつけたに過ぎず、「即効性」を期待できるわけではない。食用油や米を薬局の専用カウンターで販売しても、「地溝油」(下水溝にたまった油を精製して作られた再生食用油)の問題やカドミウム汚染米の問題を根本的に解決できるわけではないのと同じことだ。

 国産粉ミルクに対する消費者の信頼感を再構築するためには、生産段階で質を保ち、、監督管理の段階で安全を保つことが必要になる。薬局で粉ミルクを取り扱うという試みが間違っているわけではない。ただ、品質のモニタリングをより厳格にしたり、安全面でのハードルを引き上げたりしなければ、生産段階も監督管理の段階も変わっていかない。周知のように、医薬品の流通ルートには厳格な品質チェックシステムがあり、薬局での粉ミルク取り扱いに至った最大の理由はこれだ。この利点を十分に生かすにはどうしたらよいかが、薬局での取り扱い開始後の重点観察ポイントになる。この利点を生かさなければ、監督管理の細則が整わず、利幅が小さくならず、質の変わらない粉ミルクが場所を替えて売られるだけのことになる。(編集KS)

 *レキ:「金へん」に「鬲」

 「人民網日本語版」2013年10月28日

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