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企業の福利厚生、人材流出防止に「あの手この手」

 2014年05月22日15:52
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 会社の福利厚生と言えば、年間のわずかなお休みと雀の涙ほどの年末ボーナスが全てだと思っているなら、もう少し広い世界のことを知った方が良い。昨今、人材流出を食い止めるために、新しい福利厚生策を打ち出す企業が増えている。アイデアに満ちた福利厚生や、社員の心に染み入るような福利厚生を用意している企業も多い。企業間の福利厚生競争の中で、読者の心にピンとくるものはあるだろうか? 人民日報海外版が伝えた。

 「レジャー福利厚生」に興味をお持ちだろうか?メディア報道によると、オンラインチケット販売大手の米Eventbrite社は、月例のアーチェリー大会開催、図書館、仮眠室、参禅室の提供、社員向け無料マッサージ鍼灸治療など、社員がリラックスして楽しめる一連のレジャー活動を展開している。

 「レジャー福利厚生」に興味のない方、「健康福利厚生」は如何?ウェアラブル端末メーカーのFit Bit社は、ズンバやテコンドーなどのエクササイズプログラムを社員に提供しているほか、「健康手当」を毎月支給、さらには、勤務の合間に気軽に身体を動かせるよう、週1日はスポーツウェアで出勤するよう社員を奨励している。

 「健康福利厚生」には、さまざまな方法がある。社員にヘルシーな食材を提供することも福利の一環だ。米クアルコム社は、毎週本社でファーマーズマーケットを開催している。この市場には、伝統的な農産物からジャムやゼリーまで、ありとあらゆるものが揃っている。このほか、社員向けにヘルシーな有機食品の予約購入サービスも提供している。

 このような福利厚生にそれほど興味のない読者でも、米インテル社の「レッドカーペット歓迎福利厚生」なら、多少なりとも心が動くのでは?3カ月に一度、同社の新入社員はレッドカーペットの上を歩き、カメラマンや同僚から熱烈な歓迎を受け、大きなプレゼントが贈られる。

 「レッドカーペット歓迎福利厚生」があまりにも一瞬で終わるというのであれば、日本企業の「ペット福利厚生」なら、社員は3カ月頑張るかもしれない。日本の某データメモリー企業は、毎夏、「ペットフェスティバル」を開催し、社員のモチベーションアップを図っている。社員は自分のペットを連れて出勤することができる上、社内ではペット用品の展示即売会が開催され、ペットたちの素晴らしい曲芸を観賞することもできる。このイベントは、動物好きの社員に大好評という。

 「生老病死」は自然の摂理であり、社員が「旅立った後」のことについても誠心誠意心を尽くす企業は、称賛に価するのではないだろうか。米グーグル社はそのような企業のひとつで、社員が亡くなった場合、その後10年間、故人が受け取っていた給与の半額と株式利益が配偶者に与えられるという社内規定がある。また、未成年の子女に対しては、19歳まで、毎月1千ドル(約10万2千円)の生活費が支給される。

 高給は、もはや企業を評価する上での唯一の物差しではなくなっており、人間性が反映されて人の心の奥底に届くような別次元の福利厚生が、人材を惹きつけ、人材流失を食い止める重要手段となっている。社員のニーズをしっかりと見極めた企業だけが、福利厚生競争に勝ち残ることができる。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年5月22日

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