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1日の売上165万円のウイグル伝統菓子店 経営者は大学生

人民網日本語版 2014年05月26日16:19
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22日、「淘宝網」で販売する「切糕」を作る阿迪力さん(真ん中)、蒋金亜さん(右)、蒋春楊さん。

 湖南省にある長沙理工大学に通う、新疆維吾爾(ウイグル)自治区喀什(カシュガル)市出身の4年生、阿迪力•買買提吐熱さん(23)の両親は、同自治区伝統の餅菓子「切糕」を売って、子供6人を育てた。

 親の負担を軽減したいと考えたウイグル族の阿迪力さんは 2012年、同級生の蒋金亜さんや蒋春楊さんと共に、3万元(約50万円)を出し合って、中国の大手ネットショッピングサイト「淘宝」に「切糕」を販売するショップを立ち上げた。

 阿迪力さんの両親も、原材料をカシュガル市から長沙市に送り、そのショップが本場の味そのままの「切糕」を販売できるよう応援している。阿迪力さんたちは、長沙市で部屋を借りて手作りで「切糕」を作っている。家族の「匠の技」を受け継ぐ阿迪力さんの作り方は以下の通り。麦芽糖を鍋で煮込んで水飴にし、さらに新疆産のクルミや杏仁、干しブドウなどを入れ、混ぜて煮込む。それを、トレーに入れて固め、冷やすと、金色に光る「切糕」の出来上がり。

 今月放送された人気グルメ番組で「切糕」が紹介されると、阿迪力さんらのショップが大盛況に。5月3日、4日の2日だけで、6000件以上の注文が入り、1日の売上額は10万元(約165万円)以上に達した。多忙を極めた3人は、スタッフ3人を雇って、出荷量を確保している。

 ネットショップ以外に、3人は実店舗もオープンさせる計画で、既に場所も確保済み。現在、内装工事中だ。阿迪力さんは取材に対して、「カシュガル市で、『切糕』は『瑪仁糖』と呼ばれており、子供のころ、父親がロバを引いて売りに行くのに付いて行っていた。祖父に、『瑪仁糖』は昔、西域の隊商がエネルギー補給に食べていたと教えられた」とし、「将来、『切糕』がスーパーの売り場に並び、エネルギーを補給するためのお菓子として消費者に好まれるようになれば」と夢を語った。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年5月26日

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