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京津冀の税関が一体化 物流コスト最大3割カット (2)

人民網日本語版 2014年07月01日13:42

▽物流コストは20-30%カット

中国外運長航集団有限公司北京支社の貨物輸送代理業務子会社の史玉文マネジャーによると、京津の税関一体化がもたらす最大の変化は「物流コストの低下」だ。これまで北京と天津で手続きを繰り返し、2回から3回も手続きすることが当たり前だった。今では北京税関が一体化プラットフォームへの「転送」ボタンをクリックすれば、企業は天津税関に行って貨物を受け取るだけで済むようになり、物流コストが引き下げられるという。

北京税関監督管理通関処の趙唯真処長の見方によると、一体化改革で最も重要なことは3つの税関の管轄エリアの境界がなくなることで、企業は3つの税関を1つの税関のようにみなして手続きができるようになることだ。こうして税関手続きが最大限に簡略化され、企業の通関が最大限に便利になり、物流コストが最大限に引き下げられるようになった。おおまかな試算によると、物流コストは20-30%カットされるという。

また解副関長は、「全体としていえるのは、京津冀エリア税関の通関一体化は、税関が北京と天津という「二都物語」(2都市の調和発展)、北京と天津と河北からなる京津冀エリアの調和発展という重要な指示を実現するために進める改革措置だということだ」と述べた。

改革が実施されると、北京首都国際空港、天津新港、曹妃甸港、京唐港、秦皇島港といったこのエリアの交通・物流の重要ターミナルの通関業務が、いずれも切れ目なく連携して行われるようになるという。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年7月1日


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