台風10号で中国8省約254万人が被災

26日、江西省九江県新合鎮凌華野菜生産基地で、洪水で冠水した野菜畑の後片付けを行う野菜農家

中国民生部（省）は27日、台風10号「マットゥモ」の襲来により、同午前9時の時点で、遼寧、江蘇、浙江、安徽、福建、江西、山東、広東8省の住民254万3千人が被災したと発表した。犠牲者は13人、一時避難者は28万9千人、緊急生活支援を必要とした人は3万7千人。農作物の被災面積は19万200ヘクタール、そのうち8割以上の収穫減となったのは1万3千ヘクタール。直接経済損失は33億7千万元（約553億9700万円）。人民日報が伝えた。

海南省教育庁は27日、台風10号で被災した低所得家庭出身の学生を対象に、同省が入学に関する「特別措置」を講じることを発表、彼らが順調に入学できるよう、秋季の入学手続を優先的に実施するよう各校に求めた。また、教育部門は、低所得家庭出身学生に対する現在の資金援助において、被災地の学生に対する支援を特に重点的に行う方針。（編集KM）

「人民網日本語版」2014年7月28日