2014年9月28日  
 

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人民網日本語版

アリババが示す「中国パワー」 世界を魅了

 2014年09月28日10:11

このほど中国電子商取引最大手のアリババがNY市場に上場した。初値は92.7ドル、終値が93.89ドル。公募価格に対して38.07%の値上がりだった。

米紙『世界日報』のよると、アリババは、中国の消費大国化、電子商取引の隆盛、全世界(特に米国)の金融緩和という3要素を味方にしたことが、時代の英雄になった理由だという。同記事の主な内容は以下のとおり。 アリババの上場は期待にたがわぬ成功をおさめた。時価総額は2310億ドルに達し、米・ネット販売最大手アマゾンと世界最大ネットオークション会社イーベイの時価総額(それぞれ1502億ドル、654億ドル)の合計を上回った。

これは「中国の動力」が見直されている証しだ。

多くのアナリストによれば、IPOのパフォーマンスは上場初日だけでなく、長期的な視点で判断しなければならない。上場日はたいていうまくいく。フェイスブックは上場後の4ヶ月で時価総額が半分になった。ただアリババのもつ多くの特徴だけが、世界の投資家と海外の中国人の注目を集めているといえる。 昨年のアリババの売り上げは84億6000万ドルだった。アマゾンの744億5000万ドル、イーベイの160億ドルと比べるとその差は小さくない。ではなぜ、時価総額では大幅に上回ったのか。

あるデータのよると、昨年のアリババ・マーケットでの総取引高は2960億ドルだった。これはアマゾンの1210億やイーベイの833億3000万ドルを大きく上回るものだ。

しかし年間の売上高という短期的な指標でみると、アリババは2960億ドルのマーケットに対して84億6000億ドルしか売り上げて上げていない。これはアマゾン・イーベイよりはるかに少ない額だ。ただ長期的な観点からは、アリババの集客力は両社の合計より大きなものとなろう。その訳は、アリババを買うことが中国を買うことになるからだ。同社の中国電子商取引市場における足元のシェアは約8割。

現在、中国が製造大国から消費大国に転換中であることは誰もが知っていが、問題はその市場を誰が握るかである。これまで多くの海外の物流ネットワーク企業が参入を試みたが、ほとんどが失敗している。ウォルマートしかり、カルフールしかりである。 アリババの優勢性は電子商取引にネット(オンライン)金融を結びつけた点にもある。同社には、決済サイトの「支付宝」のほか、「余額宝」と呼ばれる資産運用のサイトもある。実際、これは金融業務である。中国以外の国なら違法金融として訴えられ、処罰を受ける性格のものだ。


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