2014年10月27日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

中国IT企業、ブラジルに進出 (2)

人民網日本語版 2014年10月27日08:26

ブラジルのEC取引規模は昨年、25%増の285億レアル(約1兆2255億円)に達した。今年はW杯などの刺激を受け、EC取引規模はさらに20%増となる見通しだ。来年と再来年の増加率も、18%以上になる。ブラジル人は今年、クロスボーダー通販に50億レアル(約2150億円)を費やすと予想されている。これは確かに魅力的なパイだ。

しかし中国IT企業の海外進出は、他の分野と同じく順風満帆とはいかない。中国ネットセキュリティ大手の奇虎360の国際事業担当者である黄炎氏は、「国内と比べ、ブラジルではいかに現地の関係者と付き合うかが最大の課題となる。企業はゼロから現地の法律や税制を理解しなければならず、また一般ユーザーと頻繁に接触し実需を理解する必要がある」と語った。

EC事業者はブラジル市場で、販売前の連絡、決済、物流などの大きな問題に直面する。王氏は、「支付宝(オンライン決済サービス)のような決済サービスはブラジルに存在しておらず、国境を跨ぐ決済は現地の政策から制限を受けやすい。ブラジルの消費者は全球速売通を利用する際に、銀行のカウンターで決済しなければならない。これは利便性の高さが売りのはずのネット通販にとって面倒だ。海外の商品はブラジル入国前に、現地の税関当局の検査を受け通関手続きを行わなければならず、配送期間やコストの増加につながっている」と分析した。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年10月27


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング