2014年11月17日  
 

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新たなグローバル化を切り開くコネクティビティ

人民網日本語版 2014年11月17日13:51

 中国はグローバル化に遅く参加した国であると同時に、グローバル化の受益者、貢献者でもある。コネクティビティは中国式グローバル化の貢献する時代の最も高らかな音を鳴り響かせている。(文:王義桅・中国人民大学国際関係学院外交学部教授。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 習近平国家主席はG20首脳会議(ブリスベン)で「グローバル・インフラストラクチャー・ハブ(GIH)」の設立、世界銀行による「グローバル・インフラストラクチャー・ファシリティー(GIF)」の設立を支持するとともに、「1ベルト、1ロード」、アジアインフラ投資銀行(AIIB)、シルクロード基金などを通じて世界のインフラ投資に貢献する考えを表明した。シルクロード基金からGIFまで、「APECコネクティビティの青写真」からGIHまで、APECからG20までのいずれにおいても、インフラは最も注目される話題だ。インフラは世界経済の回復に極めて大きな牽引的役割を果たす。コネクティビティはアジア太平洋のみならず、全世界の夢だ。コネクティビティのもたらす投資チャンス、大陸文明復興のチャンスは、世界の地政学的状況およびグローバル化の版図を変えつつある。

 歴史を振り返ると、グローバル化への中国の貢献は実はグローバル化の始まりにまで遡ることができる。歴史上、中国は東洋文明の中心、欧州は西洋文明の中心であり、シルクロードを通じて結びついていた。後にオスマン帝国が台頭すると、シルクロードは切断され、欧州人はやむなく海洋へと向かった。欧州人が海洋へ進出し、グローバル化のプロセスを切り開くうえで助けとなったのが、中国人の四大発明、特に羅針盤と火薬だ。

 欧州の海洋進出以降、世界構造は欧州中心へと変わった。これほど多くの年月で欧州を追いかけている中国は大国として台頭しつつある。高速鉄道、高速道路などインフラの急速の発展は、陸上国家の発展に新たな可能性をもたらした。以前のグローバル化はいずれも沿海地域でのものだったが、中国の打ち出した「1ベルト、1ロード」は、あまねく広がる発展理念を備えており、あまねく広がるグローバル化であり、海洋国だけでなく、内陸地域もコネクティビティによって、グローバル化の急行列車に乗ることができる。「1ベルト、1ロード」は全ユーラシア大陸大市場の構築につながる。


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