2014年11月26日  
 

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伊利のニュージーランド基地が稼働

人民網日本語版 2014年11月26日13:55

中国の乳製品メーカーの伊利集団が買収したオセアニア乳業の生産能力4万7千トンの製品製造ラインが、現地時間の25日にニュージーランド・ワイマテで稼働した。これによりオセアニア地域が同集団の産業チェーン統合戦略における重要な構成要素となり、両国乳製品産業界の協力がまた一つレベルアップした。人民網が伝えた。

伊利オセアニア乳業生産基地への総投資額は30億元(約575億円)に上り、中国乳製品メーカーがニュージーランドおよび南半球で行った投資としては過去最大規模になる。この生産基地のプロジェクトは、牛乳深加工ハイテクプロジェクト、UHT(加熱式殺菌装置)液体ミルク製品プロジェクト、粉ミルク製造プロジェクト、粉ミルクパッケージプロジェクトの4つの個別プロジェクトからなっている。プロジェクト期間は2つの時期に分かれ、今回動き出したのは第1期プロジェクトだ。

同基地のあるカンタベリー地方は、原乳生産量がニュージーランド全体の半分を占め、乳業研究者に「ミルクバレー」と呼ばれている。伊利の産業チェーンを上から下までカバーする生産能力構築方法により、クラスター効果が生まれ、世界の乳業界におけるこの地域の発言権と影響力が直接向上することが期待される。

ワイマテのクレイグ・ローリー町長は、「伊利は世界の乳業界の上位10社に入る企業で、ワイマテの資源がもつ強みと伊利集団のブランド、市場、技術がもつ強みを結び合わせれば、中国とニュージーランドの乳業がより深いレベルで戦略的連携を進めることが促進され、オセアニアの乳業の発展にとって、ひいては世界の乳業の発展にとって重要な推進効果をもたらすものと確信する」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年11月26日

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