2014年12月12日  
 

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中国製の赤外線血管表示装置、エボラ対策で活躍

人民網日本語版 2014年12月12日13:32

第三軍医大学を主要メンバーとする中国人民解放軍医療チームはこのほど、チャーター機に乗りアフリカのリベリアに赴き、エボラウイルス対策の任務を遂行した。医療チームは必要な医療設備のほか、2台の重要な医療補助設備を初めて使用する。これは中科院西安光学精密機械研究所とその持株会社である中科微光医療機械技術有限公司が共同開発したV300型「投影型赤外線血管表示装置」で、血管の位置と奥行きを同時に識別する世界初の機能を実現した。中国科学報が伝えた。

アフリカの患者は皮膚が黒く、医療スタッフも分厚い防護服、メガネ、複数の手袋を着用する必要があるため、血管の正確な位置を把握しがたい。同装置は主に血管に含まれる赤血球の近赤外光の吸収率がその他の組織と異なるという原理を利用し、デジタル映像の一連の処理を通し、皮下血管の位置を皮膚の表面に表示する。これにより医療スタッフは、患者の皮下の細い血管をはっきり識別できるようになる。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年12月12日

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