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人民網日本語版

欧州諸国がAIIBに参加へ、韓国と豪州の行方は? (2)

 2015年03月20日10:38

また地域内の競争相手であるニュージーランドは、今年1月にAIIBへの参加を表明していた。英・仏・独・伊が「チーム」を組みAIIBに加入したことで、オーストラリアは加入の多くの理由を手にするようになった。

周知の通り、AIIBは政治集団などではなく、単なる融資の場にすぎない。AIIBは世界各国に多くの協力のチャンスをもたらし、中国経済の持続的な発展のボーナスを分け与え、発展の成果を各国の国民に届ける。米国の同盟国に対する脅迫と警告、AIIBに混乱をもたらそうとする行為は腹黒く、心の狭さを感じさせる。これはどうすることもできない焦りと不安、ゼロサムの色濃い思考を示している。

国際金融危機後、西側諸国の経済は低迷期を脱していない。急速に台頭するアジアの新興市場は、発展のボトルネックに直面しており、インフラ整備の巨額の資金を必要としている。米国主導の世界銀行、日本主導のアジア開発銀行は現在、この需要を満たすことができない。従来の機構が新たな問題を解決できないのならば、新鮮な血液を取り入れる必要がある。これは現在の時代の流れの、必然的な需要だ。

このグローバル化の時代において、米国という「兄貴分」は「弟分」たちの発展の需要を無視し、さらには自国が手にできるはずの実益を蔑ろにしながら、21世紀の世界経済のルールは誰が作成するかという問題について考えている。現状に甘んじて進歩を求めず、ゼロサム思考にしがみつくならば、自滅するのも自業自得だ。

「チャイナネット」2015年3月20日


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コメント

最新コメント

室戸 桂一朗   2015-03-2158.157.98.*
欧州諸国がAIIBに参加するようだが、偏狭で阿呆な日本政府と異なり、さすがに清廉された外交を展開する国々だと思う。