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中国、女子大生が4年間で227都市を貧乏旅行

人民網日本語版 2015年05月06日15:21

今年4月、ある女性教師が「世界中を見てみたい」という辞表を残して学校を辞職し、大きな話題になった。この言葉に、多くの人が共感を覚えている。安徽省安慶市の女子大生・房兆玲さんはこの4年の間に、2カ国、27省、227都市を「貧乏旅行」した。もうすぐ大学を卒業する房さんは、旅行コンサルティング会社を立ち上げるという夢実現のために、クラウドファンディングを通じてわずか10時間で3万元(約57万円)の資金を調達した。安徽商報が報じた。

雲南省、チベット、甘粛省など10万キロ以上旅行

安徽省の巣湖学院で応用心理学を学んだ房さんは、大学中に、雲南省の梅里雪山から西蔵(チベット)自治区の拉薩(ラサ)市、浙江省の西塘から無人地帯の可可西里(フフシル)、甘粛省の敦煌から海南省の三亜市まで旅した。百度マップを見ると、房さんは10万キロ以上を旅し、タイムゾーン3カ所を横断していることが分かる。

房さんの人生を変えたのは大学2年生の時の西藏旅行。4、5人と行く予定だったものの、出発間近に皆用事ができ、房さん1人で出かけることになった。房さんはまず雲南省に行き、大理市から拉薩市まで、ヒッチハイクで行ったため、交通費にお金がかかることはなかった。「あの時はサムズアップで、通る車を止めた。上半身は真っ黒に日焼けした」と房さん。その後、西藏で1カ月を過ごし、危険な山道で知られる「通麦天険」では、大渋滞を経験し、奔子欄では日中乗せてくれる車が全く見つからないという挫折も経験した。また、旅の過程で、房さんは乗せてくれない人にもたくさん会ったものの、食事をごちそうしてくれる気前のいいドライバーにも出会ったという。


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